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イギリス生活はつらいよ

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イギリスに来てから最初の6ヶ月はどこに行っても
すごい、ディズニーランドみたい!私本当にイギリスにいるんだ!

という幸福感がありましたが、3年ほど過ごした今は少し現実を見るようになりました。

ロンドンとセブで暮らしやすさの比較(人・病院・気候・物価・飯)という記事も書きましたが、日本含め桃源郷みたいなパーフェクトな国はこの世にはなさそうというのが今のところの自分の結論です。(スウェーデンとかフィンランドだと違うのかしら)

「ロンドンで生活している」というとすげーと言われることが多いですが、実際はかなり辛いことも多いので、今日はイギリス生活辛いあるあるをあげていこうと思います。

「人生はブログネタ」の鉄則のもと、体験談を含めて書いており、誰かがこの記事を読んでクスッと笑ってくれたら私はもうそれで幸せです。

ちなみにイギリスで深刻なうつになってしまった時期があるのですが、思考停止してほぼ毎日運動をしたら解消されました。暇だったら読んでみてください。
ほぼ毎日30分程度の有酸素運動が鬱を解消すると確信している話【6ヶ月継続した結果】

ここだけの話、本当につらくてどうしようもない時はココナラの悩み相談を使ってました。日本語で第三者(かつ聞き役のプロ)が、誰にも言えない悩みを親身聞いてくれるのは本当にありがたかったです。円安なので今が使いどきです。電話してカウンセラーさんの話を聞いていると意外と海外在住の方からの悩み相談は多いとのことでした。。

目次

スーパーに行って食べたいものがない

まずはこれです。イギリスではスーパーに行って食べたいと思えるものがありません。

以前、[2019年マス○ーベーション世界調査]という調査(w)で、

国別に「なにをしている時に心地よいと感じるか」の調査をしていましたが、
他の国の1位がダントツで「○○○する」だったのに対し、日本はたしか「美味しいものを食べている時」がダントツで一位だったのを覚えています。

つまり食生活は日本人の幸福度に大きく影響するらしいのですが、イギリスだと「食生活をかなり工夫をしないと充足感はえられない」ということは誰もが実感するイギリス生活つらいあるあるの一つだと思います。

例えば日本だと24時間営業のコンビニに行けば必ず何か1つは食べたいと思えるような魅力的な商品に出会うことでしょう。

ツナマヨおにぎり」とか「とろける杏仁豆腐」とか「ファミチキ」とか「蒙古タンメン」とか、なんでもです!

ところがイギリスのスーパは…なんというか甘系のスイーツは甘すぎるし、Ready to eat系のチンして食べられるようなご飯はやはり日本ほど美味しくないです。(個人的にはどれも味が薄い、当然ダシとかとらない)

お腹がすいてスーパーにきて、サクッと食べられるものを探していたのに「なんか食べたいものないな・・・」と引き返すことも少なくありません。

外食したらもちろん美味しいものは食べられますが、最低でも一回の外食は£25~ぐらいからではないでしょうか。もしくは日本食材屋さんで割高の出汁や薄切り肉を買い込んで自炊するか。。

結果的に夕食がプロテイン+りんご齧るとかでもういいや、って感じの日々を過ごしています。

ちなみに服を買う時も似たような事象が発生していて、こちらの服の系統が日本と違いすぎて(例えば原色系の服が多すぎて)何を着ていいか分からず、どの店に行っても「なんかこれじゃないな、、」と何も買わず服屋を出るのを永遠と繰り返しています。

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差別・盗難・詐欺

差別・盗難・詐欺もイギリス生活つらいあるあるです。

まず差別について。

日本に住んでいればほぼ遭遇することのない差別ですが、イギリスでは不可避です。
実際に私が遭遇した例で行くと

・交差点で待っていたら通りががりの車の運転手にあっかんべーされる
・f***king chi***seまたはニーハオと言われる
・道を歩いてたら「Go away!!! Keep distance!!」と剣幕な顔で言われる

とかです。こちらが何もしてなくても道端でかつ不意打ちでくるので、嫌な気分になります。

そのほかにも過去に道端で突然腹パンされるというケースも聞いたことがあります。

話を盛っているわけでもなんでもなく、
イギリスでは道を歩いてる時に頭の片隅で「もし今向かい側にいる人からいきなり殴られたらどうしよう」と思いながら歩いています。w

次に盗難について。

先日公園でスマホを触っていたら自転車に乗っていた輩にひったくられました。

いろいろあって、幸いスマホは無傷で戻ってきましたが、レストランや服屋でスられたとか、道端でひったくられた等の話はたくさん聞きます。

最後に詐欺について。

こちらでよく聞く詐欺のケースは家を借りるときにデポジットを払って逃げられるケースです。

次によく聞くのが道端などで巧妙なシナリオで突然お金を貸してくれと持ちかけられ、親切心で大金を貸して逃げられるパターン。

個人的な経験として、私はこちらで最初に住んだ部屋の日本人大家に勝手に名義を使われて別の部屋を借りられていました。

日本人であっても何人であっても信頼できないのがイギリススタイルです。

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冬にすることがない

夏は日が長くていいのですが、イギリスの3/4は冬です。

特に12月から2月ぐらいまでは日照時間が特に短く、夕方の4時ぐらいには外が完全に暗くなり気温も低いので何もやる気が起きなくなります。

家にこもって何かをする他ありません。そして家に引きこもっていると陰鬱な気分になってきます。

もともと鬱気質なので冬はかなりやばかったのですが、冒頭でも述べた通り色々試行錯誤して試せるものは全て試した結果、私にとっては「ほぼ毎日30分前後の運動」が最適解でした。今イギリスで鬱な人は黙ってとりあえず今すぐジム契約して毎日運動してみて欲しい。。

参考:
ほぼ毎日30分程度の有酸素運動が鬱を解消すると確信している話【6ヶ月継続した結果】

最初の一ヶ月だけでもかなり効果があったので試してみて欲しいです。
鬱になったので1ヶ月で21日運動して糖質制限もしてみた話【効果はあったのか】

試行錯誤した結果の記事はこちら(薬、カウンセリングなども含む)
イギリスでうつになってしまったので色々試した結果

何年経ってもネイティブとの会話には混ざれず孤独

かれこれ3年近く住んでいますが、その間ずっと英系企業で働いて毎日英語でコミュニケーションをとってもやっぱりネイティブの会話にはついていけません。

暴露しちゃうけどあるとき日本で揶揄されがちな「IT ろくろ」写真について(知らない人はググってみて)同僚に説明していたら、「まじで何言ってるかわからない」みたいな顔されたのがかなりショックだったのを覚えています。

他にも大音量バックミュージックレストラン+大人数の飲み会の席とかだと聞き取れる英語が30%ぐらいになり、微笑む+食べる以外何もできなくなります。

さらに英語が喋れなかった、会話に入れなかったという事実が孤独感を助長させ、より人とコミュニケーションを取ることを億劫にさせるという悪循環に陥ります。

英語力という点でもそうですが「英国に住んでいる人が常識としてよく知っていること」を知らないのも会話に入れない要因です。

例えば日本人が大人数集まったときにサザエさんのことをネタにして笑いをとる、みたいなことは可能だと思いますが、英国の人が集まってみんなが知っている昔のテレビ番組の話題とか始まってしまったら、もう無理です。

具体的な例を挙げましょう。
あるとき、今所属しているチームのプロジェクトのキャッチフレーズを考えよう、という議題があがりました。

みんながチャットでアイディアを出し合うなか、ひとりが「Simply The Best」と言いました。

私は「?」という感じだったのですが、私以外の同僚の頭のなかではとある曲が流れている、という状態だったそうです。

こういうイギリス・ヨーロッパ圏のみで通じる常識・共通話題がないので、会話に入れないということなのです。

ゆるい労働と引き換えにまともに機能しないサービス、そしてストライキ

英系企業2社目ですが、(会社にもよると思いますが)基本的にどちらも在宅で9-5時、明日できることは明日やろう、の精神です。

基本的には有給は100%消化です。

社会が全体的にライフよりのワークライフバランスを許容しているため、反動として諸々のサービスがまともに機能していないことが多々あります。

例えば
ジムのメンバー登録をしたときに明らかにシステムの欠陥があってまともに登録できなかったり、
カスタマーセンターに電話したときに対応が雑だったり、
一日家にいて何もチャイムがならなかったのに、宅配アプリでは「宅配済み」になっていたり、
取引先や別部署にこちらから何度も催促や確認をしないと返事がもらえなかったり、
病院からかかってくるはずの電話が一週間かかってこなかったり、
シャワーから水がでなくなって、問い合わせると明日治ると言われたのに実際は3週間かかったり

また鉄道・医療系のストライキもたくさん起きています。

トータル考えて日本とロンドンどっちがいいのかと考えると、トレードオフであり、好みの問題なのかもしれません。

1:自分も必死に働かなければならないが、自分が毎日受けるサービスも手厚い社会
2:自分はそこまで必死に働かなくてもいいが、自分が毎日受けるサービスも同様にグダグダしてサービスのスピード・質が悪い社会

のどちらがいいか、ということですね。

個人的には、日本は顧客満足度100%を根性論で目指す社会からいまだに抜け出すことができないように思います。(団塊ジュニア世代がいなくなるまでは・・・)

病院に即日でいけない

日本だと何か異変を感じたらすぐ質の良い専門医に即駆け込むことができますが、イギリスだとまずGPというかかりつけ医に電話せねばならないのですが、概ねその待ち時間が二週間とかはざらにあります。

プライベートの病院はありますが、当然高額です。会社の保険もありますが基本はGPのリファラルが必要です。

この国で大病を患ったら大金を払うか、払いたくなければ悪化させてXぬしかありません。

ちなみにイギリスの病院にはいろいろお世話になったので、気になる人は読んでみてください。

イギリスで痔の手術した話
*ちなみに検査だけでも£700とか請求される(会社の医療保険まじ感謝)

イギリスでのニキビ対策よもやま話

イギリスで救急外来(A&E)にお世話になった話

かなりの家賃を払わないと精神的平穏は得られない

ロンドンで快適な一人暮らしをしたいのであれば最低でも£1500ぐらいは必要です。

ロンドンのフルタイムの平均年収が今ざっくり調べると£42,000、月額手取りが£2,655となりますので大半の人がロンドンで快適な一人暮らしをしようとすると経済的にxにます。(実際手取りの30%ぐらいを家賃の理想とすると、£800の家賃が現実的な賃貸価格かな?)

つまり意地でもロンドンに住みたい人は、シェアフラットをすることになるのですが、ご想像の通り問題は絶えません。

不衛生な人、夜でも大声で電話をする人、人のものを盗んだり使ったりする人、ゴミを捨てない人etc…です。

多くの家庭を持つ人たちは地方に引っ越して家を買うのが主流です。これはどの都市でも同じですけどね。

無限にいる金持ちと幸せそうな白人と犬たち、そして…

これはただの皮肉で書いていますが、ロンドンに無限にいる金持ちで幸せそうな白人と犬たちをみていると、陰鬱な気持ちになります。

パブで仲間とワインを飲み散らかし、ゴージャスなオーガニックフードを食べている犬を侍らせて友人と集い、、なんか幸せそうなのです。(もちろんそうでない人も絶対にいるとは思いますが、)

きっと自己肯定感をバキバキに強めに育てられ、空気なんて読む必要なく、先祖代々から引き継いだ不動産があり(イギリスでは古い物件の方がより価値が高い)、白人特権を駆使して苦難なく生きてきたのでしょう。

特に犬の可愛がられ方は異常です。イギリスの犬は電車に乗る権利を有しています。犬が免罪符ですし、犬好きはいい人、みたいな雰囲気がどの職場でもあります。

ワーホリビザ当たってひょっこりきたアジア人女性よりも断然犬の方が人(犬)権があるのでは?とさえ思います。

犬の可愛がられ方は異常です。

あとは、大きな声では言えないけど国際X婚とか駐Xとかの人の暮らしを独身Skilled workerの身分が見ていると憂鬱になります。(詳細は言わないけど、言わないけども)

じゃあ日本に帰ればいいじゃんというわけではない

そんなわけで、どう考えても日本での生活の方が安心、安全だ、とは思います。

「じゃあ日本に帰ればいいじゃん」って方々から聞こえてきそうですね、でも、それでも日本に帰りたくないんです。

端的に行ってしまえば、これらのイギリスでの辛さよりも日本での閉塞感・労働環境の辛さの方がより辛いと感じるからです。

ちなみにこれはさっき述べた

1:自分も必死に働かなければならないが、自分が毎日受けるサービスも手厚い社会
2:自分はそこまで必死に働かなくてもいいが、自分が毎日受けるサービスも同様にグダグダしてサービスのスピード・質が悪い社会

がどっちがいいか、という話なだけで、個人的にはコンビニ店員とか適当にスマホいじってガム噛んでても気にしない派なので、そうしてもらっていいから自分もゆるく働きたいだけ、ということです。

とはいえぶっちゃけロンドンにも飽きてしまったのは事実です。というかそもそも個人的に人生に飽きてしまったのかもしれません。

最後に

なんだか救いのない記事になってしまいましたが、イギリス生活でメンタルが鍛えられることは間違いありません。

せっかく運よくこの国に来ることができたのも事実なので、どうなるか様子をみながらもう少し暮らしてみたいと思います。

今でも覚えているSo whatの話という記事を書きましたが、結局のところ残念ながら人生は「辛いねそうだね、だから何?」なのです。じゃあどうするの?って話以外のなにものでもないのです。

とりあえず今日は、日々サバイブしているだけでえらいぞ自分、ということにしておきたいと思います。

では。


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