イギリスで救急外来(A&E)にお世話になった話

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生老病死とはよく言ったもので、生きていれば病気は避けられません。

イギリスに来て約2年ほど経ち、特に大きな病気はしていませんでしたが、ついに本日救急外来(Accident and Emergency)にお世話になりました。

今回は、「イギリスで病気になったけどGPの対応があまりにも遅すぎてどうしたらいいかわからない人」の助けになればと思い記事を書くことにしました。

結論としては、何か緊急で対応したいことがあるけれどもGPの予約が数週間待ち・プライベートの病院は高すぎる、などでアクションが取れない場合は

・UCC(urgent care centres)にWalk inで行ってみる
・それでもダメならA&E(Accident and Emergency)に行ってみる

という流れに従うことをお勧めします。

※医療の話になるので、最終的な判断は自己責任にてお願いします。
この記事はあくまでも体験談の共有として捉えてください。

ことの始まり:肌の異変発生

ことの始まりとして、私はイギリスでVIOの脱毛を受けておりました。

もともと肌は弱い方でしたが、脱毛で肌にダメージを与えまくったせいか、Vの部分にポツポツとできていた毛包炎が悪化して大きな膿腫(のうしゅ)になってしまいました。

初めは皮膚の下に1cm×1cm(チョコボールぐらいの)ころっとしたしこりができた状態で、むにゅっとつかんでもニキビのように潰れて外に膿が出ることはありませんでした。

それでも気になるので執拗に触っていたら「ブチッ」と内部で破裂してしまいました。。(やはり皮膚外に膿が出ることはなく、皮膚内にとどまる形になりました。)

その後、その部分が赤くなっていき膨らみが2cm×2cmぐらいになって一向に赤みや腫れが引かないので、GPに相談することにしました。

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GPの電話問診に2週間かかる

イギリスではGPという制度があり何事があってもまず地域のかかりつけ医に相談するようになっています。

私の住んでいるエリアのGPは受付に電話をすると「ドクターとの電話問診は2週間後しか空いてない」と言われました。

2週間後のピンポイントな時間を指定(17:20-17:30とか)され、その電話を見逃すとまた受付に電話をしない限り、ドクターとの話ができません。

電話で症状を話すと数日後に対面での問診となりました。

患部を見せた後、抗生物質を処方してもらい4日間飲むことになりました。

「これでも治らなかったらまた連絡しろ」と言われました。

指示通り4日間飲みましたが、少し縮んだかな?というぐらいで完全に膿腫は消えませんでした。

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Urgent Care Centreにお世話になる

抗生物質を飲み切った後も膿腫が消えなかったため、再度GPの予約を取ろうと電話をしたら「次の電話問診は2週間後しか空いてない」と言われて泣く泣く一応予約を取っておきました。それにしても遅すぎる。。

ただ、このあたりから膿腫が熱を持つようになり、立った時にズキズキと痛むようになったりしてきたので、いよいよやばいなと思い何かしらのアクションを取ることにました。

高額払ってプライベートの病院に行っちゃおうか、とも思いましたが、まず赴いたのはUrgent Care Centreでした。
詳細はこちらのNHSのサイトを参照してください。

Urgent Care Centre

Urgent Care Centreは傷は骨折、胃の痛みなど命の危険にかかわらないけど重要な症状について対応してくれます。

事前予約は不要で、Walk-inが可能です。

自分がUCCに行くべきか後述するA&Eに行くべきかどうか迷ったときは111に電話をしても良いみたいですが、

ただ電話回線もきっと混み合っているだろうなと思い、私は111には電話せず直接最寄りのUCCを訪れました。

年末ということもあってかわかりませんが、結果的には30分ぐらいで医者との問診にありつけました。

ただ私の膿腫が抗生物質で治らなかったことを伝えると、あなたの場合はdrain(膿の排出)が必要でここでは対応できないから他の病院の先生に受け入れ可能か直接聞いてみるね、と電話をかけてもらいました。

が、20分経っても電話の応答がないのででそれ以上事が進むことはありませんでした。

残念ながら、、と先にGPからもらったのとは別の抗生物質を処方してもらいましたが、「48時間様子を見て、それでも治らなかったり、悪くなったりしたらA&Eに行ってね」と指南されました。

薬の処方でどうにかなる問題だったらここで完結していたのかもしれません。

Accident and Emergencyにお世話になる

UCCから処方された抗生物質を飲んでもやはり回復の兆しが見えないので、埒が明かない!と思い、最終的にはAccident and Emergencyに行くことにしました。

Accident and Emergencyの詳細については以下リンクを参考にしてください。

Accident and Emergency

こちらも予約なしのWalk-inが可能です。

サイトをちゃんとみると「命に関わる病気を扱う」と明記されていて、膿腫ごときで行っていいのか、、、もしかしたら血塗れの人が8時間も待っている列に並んでいいのか、二週間後のGPを待つべきか、と思いましたが、患部の痛みと熱がひどくなってきていたのでやむを得ませんでした。

「Accident and Emergency」とGoogleで探して病院のGoogle Mapのレビューを読んでいたのですが、

12時間以上待った上に適切な処理が受けられなかった」だの「8時間待ってXXX」だの恐ろしい星一つのレビューが並び、

とにかくひたすら待つのを覚悟して、携帯の充電もしっかり決め込んで、モバイルバッテリーも用意した上で、あまり期待はせず挑みました。

Accident and Emergencyで経験したこと

Accident and Emergencyでの流れは以下の通りでした。

・2時間待ってナースとの問診
・2時間待って医者との問診
・10分ぐらい部屋の準備で待つ
・治療30分ぐらい
・薬をもらうまで10分ぐらい

とおおよそ到着から5時間ぐらいで治療が完了しました。

2時間待ってナースとの問診

病院にたどり着いて軽く病状と生年月日を伝えると、固い椅子で待つことになりました。

待合室はすでに人で埋まっており、皆ストレスを感じているようでした。(受付の人に何時間待つんだ、と何回も聞いてる人がいました。)

2時間ぐらい待つと、ナースに呼ばれて問診が行われました。5分ぐらいで終わりました。

日本と基本変わりませんが以下のことを伝えられたら良いかと思います。(英語のメモを作っていました)

・いつからどこがどのように悪い
・(すでに他の病院に行ってみた場合は)これまで飲んできた(または飲んでいる)薬を何日服用したか
・他の持病
・薬のアレルギー

ナースとの問診が終わったあと、「お医者さんに聞いてどうするかを判断してもらうね?10分から15分ぐらいかかるから外で待ってて」

と言われて再度イラつき人の中に戻りひたすら待つことになりました。

さらに2時間待って医者との問診

10分から15分で医者に会えると思っていたのに結果的に名前を呼ばれるまで追加で2時間かかりました。

無論、何時間でも待つつもりだったのですが、かなり精神的に辛い状態になっていました。

ようやく病院の内部に入ることができ、問診台で再度みてもらい、抗生物質が効かなかったことを伝え、切開と排膿をすることになりました。

治療30分ぐらい

また待機室でしばらく待ったあとは別の部屋に移り、まずは患部の洗浄から始まりました。

そして次の局所麻酔、

これがもう本当に痛かった!!!!!

局所麻酔した後は、何かがぽんぽん、と当てられ「これは痛みがあるか?」と聞かれました。

ただ何かが触れているようだと答えると麻酔が聞いていることの確認だったようで、その後すぐ(おそらく)皮膚を切られました。(直視できなかったので具体的に何が起こっていたかは不明です)

その後は膿を絞り出され(麻酔しているとはいえ結構これも痛かった)、洗い流して、ガーゼを当ててもらい終了。

しばらくは抗生物質を飲むようにと言われ、薬を受け取って終了でした。

NHSは基本無料なので支払いなく帰る事ができました。

お医者さん、ナースさんがとっても優しくてサバサバしていて素敵でした。(痛い時に手を握っていいよ、私のことは気にしなくていいからねと言われて感動しました。)

今回の反省踏まえて

以上が私のA&E体験談でした。

今回の反省踏まえて、今後同じような事が起こったらどうすべきかをまとめておこうと思います。

・何か不調が起きたら超初期段階でもGPに連絡する(めんどくさがらずに!)
・自分の病気に関わる下調べをしておき、英単語をマスターしておく
・GPがダメならUCC、それでもダメならA&E、プライベート病院で高額を払うのはその後!!!!
・健康第一!寝ろ!ストレスを溜めるな!!!

何か不調が起きたら超初期段階でもGPに連絡する(めんどくさがらずに!)

まずこれです。英語で電話するのが億劫でも、超初期段階ですぐにGPを捕まえておいた方が良いです。

もしこれができていたのなら切開する事なく、4時間も待つことなく、抗生物質でも治っていたのかもしれません。

英語で電話するのはめんどくさいですが、でも後々のことを考えると早め早めの治療に越したことはないです。

自分の病気に関わる下調べをしておき、英単語をマスターしておく

どこの医療機関に行ってもそうですが、英単語を知らないと医者やナースとの会話が成り立ちません。

例えば膿はpus、膿腫はabscessとか。病気のあたりがついたらひたすら英単語を覚えておくことをお勧めします。

GPがダメならUCC、それでもダメならA&E

病状にもよりますが、GP->UCC->A&Eのレベルで緊急度が変わるので、低いレベルで済むに越したことはありませんが、

A&Eは命にかかわらなくても緊急なら治療してもらえることがわかったので、(待合室できていた限り、A&EにいたけどUCCに行けと戻されてた人もいました。)やばい時は躊躇わずにいきましょう。

ただし、A&Eでの暇つぶしはお忘れなく。(やっぱり数時間待つのは当たり前みたいです。)

今回、A&Eでもどうしてもダメそうな場合はプライベートで高額(ざっとみた感じピンキリで£300-1000)を払うことを覚悟していましたが、どうにかなってよかったです。

人によっては日本で治療したほうが早いから一時帰国する、という人もいるようですが。。

人によっては会社の保険が使える人もいるかと思います。

私の場合は会社の保険で医療費はカバーされているのですが、以前問い合わせた時に「GPの(Specialistに対する)referral(招待状)がないとダメだ」と言われ事が進みませんでした。

結果的にそのGPからreferralもらうのを待つよりもA&Eに行った方が早かったです。

健康第一!寝ろ!ストレスを溜めるな!!!

30を超えるとすぐ体の調子が悪くなることに気づきました。ストレスにも心当たりがあり、免疫が下がっていたのだろうとも思います。

医者には行かないことが何よりも大事なので、とりあえず睡眠を大事にしよう、ストレスを解消する方法を見つけようと思った次第でした。

最後に

というわけで今回はイギリスのA&Eにお世話になった話でした。

まだ経過観察の状態ではありますが、再発しないことともう二度とA&Eの治療のお世話にならないことを祈りたいです。

どなたかの参考になれば幸いです。それでは。


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