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文系からシステムエンジニアになった私が後悔していること【しくじり先生】

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(2022年4月追記)
こんにちはマキと申します。

私は文系の学部を卒業して外資系のIT企業に入社し、フィリピンでブリッジSEしたり、フリーランスになったりして、
現在はイギリスのロンドンの某企業でSoftware Engineerとして毎日コードと戦いつつ働いています。

しかし、今更ながら文系からエンジニアになって後悔している事があります。

なのでこれ以上私のようにしくじっている人を増やさないために、文系からシステムエンジニアになって後悔していることを惜しみなく書いておきたいと思います。

目次

文系からシステムエンジニアになれるのか

そもそものところ「文系からシステムエンジニアになれるのか」というところからお話しします。

結論からいうとなれます。なぜなら日本のIT企業は常に人材不足だからです
特に日本は新卒に優しい国なので、出身大学の学部を問わず容易にシステムエンジニアになれます。

ちなみに私はフィリピンとイギリスでの就業経験がありますが、いずれの国でも同僚に「実は、経済学部出身なんだよね・・・」というと8割ぐらいの人に驚かれます。

基本的に日本以外の国では、
「コンピュータサイエンス系の学部でない人(=文系)」がIT企業に就職するのはかなり厳しいと考えていいです。

日本はかなり特殊で、日本のエンジニア市場とエンジニアの単価は日本語によって守られています。
日本の第一言語が英語であったのならば、おそらくインドやフィリピンなどから優秀なエンジニアが押し寄せ、仕事を安く受けてくれるため日本全体のエンジニアの単価が安くなって行くことでしょう。

ちょっと脱線しましたが、ではどうやったら文系からシステムエンジニアになれるのかというと、

TechAcademyのようなスクールに通う事が一番の近道です。

独学でもプログラミングは習得できなくはないですが、
現場で役立つソースの書き方やチーム開発するためのコードの書き方を習得するという点では
メンターがいない独学と、メンターのいるスクールとでは学習効率に圧倒的な違いが出てきます。

事実、文系からエンジニアになるためにはおおよそ3ヶ月~1年(1日8時間以上)ほどの学習期間を要するのですが、
その長期間の学習のモチベーションを保てない人が9割です。

そもそも文系からエンジニアになるとはどういうことか、どんな勉強のロードマップなのかという事を実際に聞いてみて「自分でもできそうだな」と思えるかが大事かと思いますので、

自分の将来を考えて即座に行動が取れる人はTechAcademyの無料カウンセリングを受けてみましょう。

またそもそもの話、「自分がプログラミングを楽しめそうかどうか」を判断する必要があります。。
私が実際にいろんな会社で働いてみての所感ですが、大体のエンジニアは文系・理系問わず以下の2つのタイプに分かれます。

「プログラミング楽しい!家に帰ってもずっとやってしまう」人か
「プログラミングいやだつらいでも仕事だからやってる(げっそり)」人です。

前者だと最強ですよね。ですが、後者になる恐れもあるということです。
なのでまずはプログラミングがどんなものかということを試してみましょう。

TechAcademyだと無料かつオンラインでプログラミングが体験できます。

と具体的な方法を提示しても、この第一ステップすらやらない人が9割ですので、この一歩を踏み出せる人は現場で活躍できるエンジニアになれる可能性が高いです。

経験上、エンジニアに求められる資質は「とりあえず試してみる」ということなので、トライアンドエラーを積極的にできる人ほどエンジニアとしても活躍されているなという印象を受けます。

新卒カードを使って研修を受けるのもありだと思う

また新卒の方であれば、未経験歓迎、文系学部歓迎のIT企業に入るという手も使えます。

特に新卒の方は「入社後の研修が充実している会社」を基準に選びましょう。

どのように探すかと言うと、まずリクナビネクストに登録して、「IT 未経験 研修」「プログラミング 研修」などで調べると、研修のある会社を調べる事ができます。

私も実際入社後に3ヶ月のJavaの研修を受けました。(ありがとう会社)

企業によって自社での研修だったり、外部での研修だったりしますが、お給料をもらいつつのお勉強ができます。やったね。

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文系からシステムエンジニアになった場合、どんな仕事をするのか


という訳で晴れて文系からシステムエンジニアになった場合、どんな事をするのか気になりますよね。

システムエンジニアと言ってもWeb系とSIerでは大きく違いますが、ここでは日本のSIerの場合の話をしますね。

補足
結果的に私は現在ロンドンでSoftware Engineerとして日々コードを書いていますが、これからエンジニアを目指される方には、日本のいわゆるSIerではなく、Web系エンジニア(そしてTOEICをひたすら頑張って海外転職)をオススメしています。

日本のいわゆるSIerがどうしてきついのか、とソフトウェアエンジニアとして海外転職する方法はここら辺の記事に書いています。
システムエンジニアはきついです【但し体験談から言って日本でSIerをやる場合に限る】

【事実】SIerにやりがいはない【体験談からお話します】

イギリスでソフトウェアエンジニアとして転職する方法(2社オファー獲得の実体験から反省踏まえて)

そもそもSIer(システムインテグレーター)ってなんぞ?とお思いの方もいると思うので、わかりやすく他の例で例えます。

システムエンジニアの仕事は大工さんに似ており、

家を建てたい人(お客さん)に対して以下のことを行います。

1:どんな家がいいのかヒアリング
2:家の設計図を作る
3:実際に家を建てる
4:チェックする
5:合意をもらい、納品

メインはもちろん3の木材を使ってトンカチでガンガン家を建てる部分(=エンジニアで言う所のプログラミング)にあるのですが、
仕事内容はそれだけが全てではない事が想像できますね。

家をガンガン建てりゃーいいということではなく、この家をガンガン建てる部分以外の、

ヒアリング、設計図おこし、チェック、納品の部分にも膨大な作業量があるのです。

よくシステムエンジニア=パソコンとにらめっこして高速でキーボードを動かしてプログラムを書いている人というイメージがありますが、それだけだと成り立ちません。

お客さんとの打ち合わせだったり、資料作成だったり、チェック作業だったり、色々やります。

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文系からシステムエンジニアになれたけど後悔していることとは


はい、という訳でようやく本題に入っていきます。私が文系からシステムエンジニアになって後悔している事は、ずばり

「プログラミング(コーディング)をせずにここまで来てしまった」という事です。

ぶっちゃけ日本でいうところの「システムエンジニア」はプログラムがかけなくても成り立ってしまうのです。

それ以外の資料作成や打ち合わせで本当になんとなく4年間がすぎてしまうのです。

私はJava研修を3ヵ月受けたのち、自分でプログラミングを勉強しなかったばっかりにコーディングの仕事をもらう事ができず、以下の4つの状態に陥ってしまいました。

ドキュメント作成が多い…これじゃSE(システムエンジニア)じゃなくてDE(ドキュメントエンジニア)じゃん

コーディングができない人、と認定されると回ってくる仕事はドキュメント系、猛烈な資料作成です。例えば新しくシステムを企業に導入する時の、ユーザー向けのマニュアル作成なんかが該当します。その他にも

システム設計書(システムがどういう作りになっているかを細かく書いたもの)
テスト項目書(システムが正しく動く事を検証するためのチェックリスト)

などを猛烈に作らされます。

1ヶ月エクセルしか触ってない…みたいな事もざらにあります。事務とやっている事は変わらないですね。

テストばっかり…ただのアルバイトじゃん

システムエンジニアの仕事として、テスト(システムが正しく動く事を確認すること)がありますが、
これもまたコーディングができない人に回される仕事です。どんなことをするのかというと、

「この画面のこのボタンとこのボタンをずっと交互に押し続けて」とか、

「この操作を1000回やりつづけて」とか

「このサイトのボタン全部押してみてどこに遷移するか確認して」とかです。

ぞっとしませんか?笑。

アルバイトでもできるような単純作業をひたすらやり続けるのです。

またそれを納期に間に合わせるために、徹夜でやったり、土日会社にきてやったりします。

人間の尊厳とは?って思いますよね。笑。

就業年数のわりにスキルがつかない

そうやってコーディングせず、プログラミング言語に触れないまま、でもなんとなく資料作成やテストで日々が忙しくて、数ヶ月は終電に乗り続けて、家に帰ったら勉強どころではないし、土日は寝るぅーー!

ということを何年も何年も繰り返していると何が起きると思いますか?

ノースキル人材の誕生です。市場価値なさすぎですね。

自社のシステムにはやたら詳しいのですが、何か作れるかというと作れないのでいわゆる「手に職」ではないのです。

さらにこのような人が30代後半をすぎてくるとどうなるかというと、マネジメントをすることになるんですよね。

「わし家の建て方しらんけど、現場監督でーす☆キャピ☆」っていう現場監督ということです。おそろしくないですか笑。

それでもなんとなく毎月お給料がもらえちゃうので、「まあいっかなー」って感じでダラダラと働いてしまうのです。もちろんこのような人が転職したところで異業種に行かない限りは同じようなことをやらされます。

がんばっているつもりなのに軽蔑されちゃう

でも日々一生懸命、設計書を作成したり、お客さんと打ち合わせしたり、テストしたり、それなりにやってきたつもりなんですが、

コーディングをごりごりしている人たちからは、

「プログラミングがかけないのにシステムエンジニアだなんておかしい」とか言われるわけですよ。

ちなみにここまでの内容について「あ〜あるあるだわ〜」と思った方にはこちらの本がおすすめです。SIerあるあるが極化されていて、自分だけじゃないんだなと思えます。

文系からシステムエンジニアになって後悔しないために

という訳で文系からシステムエンジニアになった人、なろうとしている人が後悔しないための方法をいくつか提案していきます。

システムエンジニアになって後悔しているのであれば、行動プランを立てましょう。

まず、システムエンジニアになったことを後悔していて、「自分には向いていないんじゃないか」、「このまま残業まみれの生活が一生続くのではないか」と思っている方に対してです。

まず一度思っていることを整理してみましょう。

今一度あなたがなぜシステムエンジニアになったのかということを思い出してみて、具体的な行動プランを立てていきましょう。

具体的な整理の方法や対策については以下の記事に記載しています。
SE辞めたいと思った時の理由と対策を考える【人間関係・残業・待遇・業務内容】

文系からシステムエンジニアを目指す人は、後悔しないためにもズバリプログラミングが書ける人になりましょう

日本ではプログラミングができなくても、普通にIT企業の社員としてやっていけます。

特に最近はオフショアの流れで、日本語が通じないとしてもそれでも中国やタイなどに開発(コーディング)を任せる企業も増えていますので、ますます日本でコーディングする機会は減ってきています。

ただあなたが多少なりとも、

「テストばっかりしてる状態から脱したい」
「市場価値のある人間になりたい」
「手に職をつけたい」
「ゆくゆくはフリーランスになりたい」
「なんかアプリつくってみたい」
「クリエイティブな仕事がしたい」
「転職・就職で困りたくない」

と思っているようであれば、やはりプログラミングを習得すべきかと思います。

たとえそれがメインの仕事にならないとしても、学習しておいて損はないです。IT人材は数十万人の規模で常に不足しているので、仕事はなくなりません。

勤めた先が嫌だったとしても、プログラミング技術さえがあれば引く手数多です。

私もかつて「プログラミングは下請けのやる作業だ」と思っていた時期があったのですが、海外で働いてみてその考え方は変わりました。

海外では日本でいうところの「コードが書けずエクセルばっかりいじっているシステムエンジニア」よりも「プログラマ」の方が待遇が良いからです。

プログラマの方がかっこいいのです。笑。

プログラミングの学習方法に関しては定番の「ドットインストール」や「Progate」でも十分に学習が可能ですが、

一人で黙々と作業するのが苦手、対面で質問をしたい、モチベーションを保ちたいという方は、
TechAcademyなどのプログラミングスクールに通うことおすすめします。

最近は魅力的なスクールがたくさん出てきていますので興味のある方は以下の記事を参考にしてください。
おすすめのプログラミングスクール3選【エンジニアの私も通いたい】【無料あり】

正直なところ、最近は質のいいプログラミングがたくさん出てきて、私が通いたかったぐらいです。

思い切って海外でエンジニアとして働いてグローバル人材を目指しましょう

私がまさにそうだったのですが、日本のSIerで思い悩んでいることが案外「日本社会の独自の文化」からきているものが多いケースがあります。「残業万歳」「納期の遅れを新人追加でカバーする」「上の人には逆らえない」「根性論でなんとかする」「根回しが大事」な風土とかまさにそうです。

思い切ってアジアでブリッジSEしながら、ゆるく働いて副業するというのも人生の選択肢としてありかと思いますし、
日本で経験を積んでワーホリなどを活用し、その国でSoftware Engineerになるのもありだと思います。

必然的に英語を喋る環境に身を置いて、ビジネス英語のスキルを培えば、日本にいずれ帰ったとしても市場価値はグッと高まります。

どうやって海外就職するかに関しては以下を参考にしてください。
文系がシステムエンジニア(SE)になって海外就職するまで【ロードマップを図解】
イギリスでソフトウェアエンジニアとして転職する方法(2社オファー獲得の実体験から反省踏まえて)

エンジニアとしてのスキルはもちろんですが、もし日本や日本の労働環境に希望が持てないのなら一刻でも早く英語が使えるようになるべきだと思います。
まずはTOEIC860点ぐらいを目指すのと、スピーキングを強化すると良いかと思います。
こちらの記事も参考にしてください。
TOEICを130時間勉強して150点上げました(745点→895点)使ったのは2つだけ。
ネイティブキャンプで質のいい講師と今すぐレッスンする方法

まとめ

というわけで今回は文系からシステムエンジニアになって後悔していることをご紹介させていただきました。私のように数年間を無駄にして毎日を消耗する人がこれ以上増えないことを心から祈っています。それでは!


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