って思うことありますよね。私もシステムエンジニアになる前はそう思っていました。
でも実際にシステムエンジニアになってみて・・・めちゃくちゃきついじゃん!!!
と思いました。でも何がどう辛いかを周囲の人に言ってもよく伝わらなかったし、どうしていいかもわからず根性論的に働き続けていました。
今回は以前の私と同じように「システムエンジニアが辛い」と思っている方が、その状態から抜け出すための行動ステップをご提示できればと思っています。
この記事を書いている私は新卒で外資系IT企業に入社し4年間働いたあと、フィリピン法人に移籍して1年間ブリッジSEとして働きました。
現在はWeb系フリーランスエンジニアとして活動しており、ライフよりでワークライフバランスを取っています。
目次
システムエンジニアの何がきついのか
ということで、システムエンジニアの何がつらいのかを列挙してみました。
・長時間残業で家に帰れない
・細かい作業が多いので精神的にやられる
・土日に緊急呼び出しがある
・失敗が許されないのでプレッシャーが大きい
・やりがいを感じない
・給与があがらない
・常駐させられる
・パワハラがある
・(特に女性は)男性が多い職場の中でセクハラされる
きっとこのページにたどり着いたシステムエンジニアの方は「あるある〜」と思っていただけたのでは無いでしょうか。
日本でシステムエンジニアをしていた時の数々の辛い思い出は・・・涙なしでは語れません。
システムエンジニアは皮肉にも残業時間を自慢する大会なんかがあるのですが、私は180時間ぐらいで最高連続勤務時間は40時間でした。
でもこれはシステムエンジニアの平均ぐらいですよね、きっと。
参考までにシステムエンジニアがつらすぎてやめようとした話はこちらに書いています。
システムエンジニアにやりがいが無いと言う話はこちらに書いています。
システムエンジニアになって色々と後悔したことはこちらに書いています。
つらみを言語化しまくったので、是非ともご覧ください。
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システムエンジニアがきつくなる根本原因とは?
と言うわけでどう言う要素がシステムエンジニアをきついと思わせているのかを考えてみました。
日本とフィリピンでSIerとして働いてみて、そしてSIerとWeb系エンジニアとして働いてみての意見です。
・長時間残業で家に帰れない
→基本的に適切な見積もりでは無い案件が多すぎるので炎上している。修正のたびに根性論的な無影響確認テストなど。
特にSIerは検証(テスト)が細かいですね。BtoBだと規模が大きく、会議やレビューによって本来作業に当てたい時間がどんどん奪われていきます。
これがフィリピンだと、ゆるーーくなりまして、Web系だとテスト項目書がある方が珍しいです。
・細かい作業が多いので精神的にやられる
→エクセル方眼紙至上主義における弊害もあるかと思いますが、発生確率が低いバグへの必要な修正要望なども辛いですね。
参考ツイートです
日本のお客さんは概ね不具合に対して、
「発生確率が低くても起こりうる可能性があるんだったら修正しといてよ!」
なんですが、
アメリカもフィリピンも
「明らかに操作として発生し得ないから修正しない」なんですよね笑。文化の違い。こういうのが少しずつ日本で残業を蔓延させてると思う。
— マキ@セブ (@makiron323) 2018年4月30日
日本のお客さんは概ね不具合に対して、
「発生確率が低くても起こりうる可能性があるんだったら修正しといてよ!」
なんですが、
アメリカもフィリピンも
「明らかに操作として発生し得ないから修正しない」なんですよね笑。文化の違い。こういうのが少しずつ日本で残業を蔓延させてると思う。
・土日に緊急呼び出しがある
→日本では、サービスが過剰すぎるからだと思います。これは完全にシステムエンジニアがやるべき仕事では無いと思いますね。
土日の緊急呼び出しで早よ直せ!と言うよりは、障害によるダウンタイムをいかに減らすかと言うことを現場の人がやれるようにマニュアル化しておけばいいのではと思います。
もう一つ。日本だと「いかなるバグも絶対に許さない。原因を明らかにして直るまでやって。直らなければお金も払わないから!」
なんですけどアメリカは特に「再起動して直ればいい、いかにダウンタイム(システムが障害で止まってる時間)を減らすかが大事」
という考え方ですね。文化の違い#乞客 https://t.co/GOzSXmsNTa
— マキ@セブ (@makiron323) 2018年5月2日
もう一つ。日本だと「いかなるバグも絶対に許さない。原因を明らかにして直るまでやって。直らなければお金も払わないから!」
なんですけどアメリカは特に「再起動して直ればいい、いかにダウンタイム(システムが障害で止まってる時間)を減らすかが大事」
という考え方ですね。文化の違い
・失敗が許されないのでプレッシャーが大きい
→システムに不具合がでることをリリース前から考えすぎで、詰めてくるお客さんも結構いますよね。
・やりがいを感じない
→【事実】SIerにやりがいはない【体験談からお話します】
こちらに詳細を記載させていただきました。
・給与があがらない
→先ほどのやりがいについて書いた記事でも書いていますが、特に既存システムの不具合対応のプロジェクトなんかにアサインされちゃうと、いくら頑張っても売り上げをあげる行為では無いので、効率化して品質をあげても財源が無いので昇給も無いと言う事になりがちですね。
・常駐させられる
→こちらで言及しました。
IT業界でも金融系は避けた方がいい理由3つ【控えめに言って奴隷】
・パワハラがある
・(特に女性は)男性が多い職場の中でセクハラされる
→パワハラ・セクハラもつらいですよね。特に男性が多い職場ですので、気を付けたほうがいいです。まじで。
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システムエンジニアはつらい。じゃあどうすればいいのか
システムエンジニアはつらいです。なので、ここからは具体的にどうすればいいかと言う事をご提示いたします。
他の選択肢を知っておく
まず、エンジニアとして働ける会社は今の会社だけではないと言うことを再度認識するために必ず転職サイトに登録しておきましょう。
いますぐに転職するつもりはなくても、長時間残業を続けていると生活の中心が仕事になり「転職しようかな」と言う発想や気力さえ奪われてしまうからです。(経験談)
IT企業でもブラックではない会社はいっぱいあるので、いざと言う時の選択肢が取れる状態にしておくべきです。
5分でできる無料の登録をしておくだけで、今の会社で消耗する以外の選択肢を得ることができるのであれば、登録しない理由はないですよね。
登録しておくだけで、条件にあった新規求人や転職可能な求人が見れるリクナビネクストに今すぐ登録しておきましょう。
私も戻れるものならば3年前の残業で消耗してた自分にすぐさま登録させたかったです・・・。
また転職サイトに登録しておくと自分の市場価値感がわかり、どんなスキルをつけなければならないかと言うことがわかってくるので、「残業している場合じゃない」と言う気持ちにさせてくれるのも良いところですね。
今の会社が絶対ではないですし、3年未満にやめても何も問題ないです。あなたがより快適に働く会社を見つけるべきです。
Web系フリーランスになる
最近は副業も解禁され、ますます個人で戦う時代になってきていると思います。
特にアメリカでは2020年までに50%の人がフリーランスになるのだとか。
また、日本では毎年数十万単位でエンジニアが不足していますので、仕事に対する需要はいくらでもあります。
事実、私もWeb系フリーランスとなりまして現在はセブ島にて生活しています。
特に私が社内でみてきたエンジニアさんだと、優秀な人ほど謙虚で控えめで、炎上案件の犠牲になりがちです。
本人にはもちろんお伝えしていませんが、素晴らしい技術があるのになぜこんなつらそうなのだろうとなんども思いました。
ちょっと踏み出す勇気があるか無いかと言う事だと思いますが、
完全フリーランスとは言わないまでも【midworks】で紹介されているように週3〜2日はエンジニアとして働いて、残りの日は副業をするなどと言う働き方が今後は主流になってくるのでは無いかと個人的には思います。
20代後半〜30代前半であればWeb系フリーランスも良いですね。
独学でも可能ですが、最短で無駄のない学習をし、モチベーションを保つにはTECH::EXPERTのようなプログラミングスクールに通うのが一番です。
実際に動き出さないと何事も変わりませんので、今の自分を変えたいのであれば
を今すぐ予約しましょう。
行動することで人生は少しずつ変わっていきます。
もともとシステムエンジニアをされていた方であれば、HTMLやCSSにそれほど抵抗が無いと思いますので、あとはデザイナーの方や営業パートナーを見つけつつ、と言うのも手ですね。
物価の安い東南アジアに移住する、または現地のブリッジSEとなる
正直なところ、こちらもありです。日本の法人からフィリピン法人に移籍したのですが、かなりライフよりでワークライフバランスを取る事ができました。
私も日本で社畜してた時とセブで働いている今のスケジュールを比較してみた。
趣味の時間はギター練習、プログラミング勉強、ブログに使ってます。 pic.twitter.com/4oRELjTrgk
— マキ@セブ (@makiron323) 2018年4月12日
もう日本で働けないと思いますね・・・。
貴重な自分の人生なのに、日本で働いて税金納めて年々上がる社会保障費に手取りを奪われ、自分の時間も無くって、つらいですよね。
東南アジアだと月10万以下でそれなりの生活ができますので・・・長い人生の中でそう言う時期もあっていいのでは無いでしょうか。
10万円をリモートワークで稼ぎつつ、自分の人生の時間を生きるというのも選択肢の1つです。
というわけで、
このWeb系フリーランスになる、現地のブリッジSEとなるなどの方法で、冒頭にあげたシステムエンジニアのつらみが解消されるのかをみていきましょう。
・長時間残業で家に帰れないという状態を避けられるか
→Web系フリーランス:○自分の調整次第
→現地のブリッジSE:◎ほぼ残業はないですね
・細かい作業が多いので精神的にやられるという状態を避けられるか
→Web系フリーランス:○モンスタークライアントに当たらなければ、ですね。
→現地のブリッジSE:○チームでネチネチ言われることはないと思いますね、日本チームとのやりとりではありうるのかも。
・土日に緊急呼び出しを避けられるか
→Web系フリーランス:○自分の調整次第
→現地のブリッジSE:◎会社から呼び出されることはまずありませんでした
・失敗が許されないというプレッシャーを避けられるか
→Web系フリーランス:○お客さんとの関係次第というところでしょうか
→現地のブリッジSE:○日本で働いていた時よりは緩されるかと思います
・やりがいを感じられるか
→Web系フリーランス:◎十分にあると思います。
→現地のブリッジSE:◎十分にあると思います。
・給与があがらない
→Web系フリーランス:○自分の調整次第
→現地のブリッジSE:△現地採用であれば下がります
・常駐を避けられるか
→Web系フリーランス:◎基本的にはバックエンドの案件を選ばなければないのかなと
→現地のブリッジSE:◎基本的にはありません
・パワハラ、セクハラを避けられるか
→Web系フリーランス:◎基本的にはありません
→現地のブリッジSE:◎基本的にはありません
Web系フリーランスは会社の問題が全て、「自分次第」の問題になり、ブリッジSEは現地採用の場合、給与は下がるけど労働環境は向上すると思います。
まとめ
と言うことで今回はシステムエンジニアがつらいと言うことと、その対処法について記載いたしました。
まとめますと、
・システムエンジニアはつらい、ただし日本でSIerとして働いている場合に限る
・つらい場合の対応策の一つとして、Web系フリーランスになるか、物価の安い東南アジアに移住すると言うのも選択肢です
と言う事でした。
みなさまがこれ以上つらい思いをされませんように。
それでは!