今回はこういった声にお答えします。
この記事を書いている私はエンジニア歴5年目、女性ですが新卒から未経験でシステムエンジニアとなり、フィリピンで海外就職も果たしました。
現在はリモートワークをしながら働いています。
これらの経験から今回は未経験から最短でエンジニアになる方法をご紹介いたします。
目次
未経験からエンジニアになる目的にもよる
そもそもの話ですが、未経験からエンジニアを目指す場合、その目的によってとるべき戦略が変わってくるかなと思います。
エンジニアは慢性的な人手不足もあり、多様な働き方ができるようになってきていると実感していますが、
未経験からエンジニアになる場合は概ね以下のような目的があると想定しています。
・異業種に転職したい(給与をあげたい)
・在宅ワークまたはリモートワークしたい
・海外で働きたい
・かっこいいサービスを作りたい
・手に職をつけたい
・フリーランスになりたい
などです。自分がエンジニアになる理由を再度明確にしておきましょう。
そもそもエンジニアといっても大きく分けると
・システムエンジニア(SE)
・プログラマー(PG)
ざっくりいうとシステムエンジニア(SE)は大工さんで言う所の設計をする人、プログラマーは実際にトンカチと木材を持って家を立てる人、というイメージです。
またプログラミングには言語が複数存在し、少しずつ特徴が異なります。
それらのことを踏まえた上で、目的にそって1つずつとるべき戦略を見ていきます。
・異業種に転職したい(給与をあげたい)
→今IT業界ではない業種に携わっていて、エンジニアに転職したいという場合は、転職保証のあるプログラミングスクールにいくべきです。
独学でもエンジニアになれないことは無いのですが、時間を無駄にせず最短でエンジニアになるにはスクールが一番かと思います。
理由としては、「勉強のモチベーションが維持できる」し、「現場で必要なチーム開発経験をつむことができる」からです。
まずモチベーションについてですが、基本的にはプログラミングの1つの言語を習得するにあたり、少なくとも300時間ほどの学習が必要です。
働きながらで考えると平日2時間、土日5時間ずつでも約4ヵ月必要なので、その学習モチベーションを保つのはかなり難しいです。
ちょっとした飲み会やお出かけも我慢し、誘惑を断ち切ってパソコンに向かう必要があるからです。強い意志が必要になります。
次に「現場で必要なチーム開発経験が積めること」なのですが、実際の開発現場において、0から何かを1人で作るということはほぼ無いからです。
大概はすでにあるシステムの機能追加を複数人で協力しながらやるので、その経験をしておくべきということです。
これらの点から考えてベストなプログラミングスクールは、WEBCampProですね。
首都圏に通えないという人はオンラインで学べてメンターがつくTechAcademy [テックアカデミー]が良いでしょう。
・在宅ワークまたはリモートワークしたい
→基本的には上記と同じで学習が必要なのですが、リモートワークしやすい言語としてはRubyとPHPということを頭に入れておいた方が良いかと思います。
例えばJavaなんかだと、金融系のシステムに使われていることが多いですが、セキュリティのため限られたネットワークでしか繋げないとかあるので、リモートとはかけ離れた言語かなと思います。
Javaでもスマホアプリなどの方であれば比較的リモート案件が多いかなという印象です。
未経験からエンジニアとしての実務経験を積んだのちに、リモートワークをするという戦略で考えた方が良いでしょう。
・海外で働きたい
→文系がシステムエンジニア(SE)になって海外就職するまで【ロードマップを図解】
という記事でも書きましたが、狙う国によって難易度が異なります。
オフショア(開発を人件費の安い国に任せる)の流れは今後も続くと思うので、アジア圏にオフショアや拠点がある会社に入社し、ブリッジSEになるというのが現実的に取りやすい戦略かなと思います。
・かっこいいサービスを作りたい
→作ってみたいと思うものがどんな言語でできているかを調べてみると良いかと思います。
機械学習も最近はトレンドですが、求人数が多くないのが難点です。
・手に職をつけたい
・フリーランスになりたい
→これらの場合は、システムエンジニアよりもプログラマーになるべきかと思います。
システムエンジニア(SE)はお客さんとの調整や設計、マネジメントの方が仕事の比率が高いので、基本的にはあまりコードを書きません。
手に職をつけたい場合やフリーランスとして働きたい場合はプログラマーになる必要があります。
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未経験からエンジニアになるために資格は必要か?
ちなみによくある勘違いなのですが、エンジニアになるための資格は一切必要ありません
事実として私は「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」の両方を取得していますが、
それらを取得しているから転職が有利になったと感じたことは一度も無いからです。
(小声で言いますが、強いていうならばIT企業に入社してからそれらの資格を取った方が良いです。奨励金3万とかでる会社もあるので)
では未経験からエンジニアになるためには何が必要かというと、ズバリ技術です。
何か作れるか、作れないかということだと思います。
とりあえず最初の一歩としては
・どんな言語で何が作れるか、
・プログラミングとはどんなものか
・自分でもできそうか
ということ経験しておくとイメージが湧いて良いと思いますので
TechAcademy [テックアカデミー]のオンラインプログラミング無料体験をやってみると良いでしょう。
とはいえこの第一ステップすらできない人が9割ですので、一歩踏み出せた人はエンジニアになれる可能性が高いです。
経験上エンジニアに求められる資質は、「とりあえず試してみる」ということなのでトライアンドエラーを積極的にできる人ほどエンジニアとしても活躍されているなという印象を受けます。
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未経験のエンジニアが無料プログラミングスクールや研修付きの企業へ行くのは・・・
また世の中には無料のプログラミングスクールや研修がついているので未経験でも歓迎している企業があります。
それらを利用しても良いと言えば良いのですが、なぜそのような状況があるのかは考えておいた方が良いかもしれません。
例えば無料のプログラミングスクールというのは無料という強いメリットがありますが、なぜ無料になるのかというと、受講者がIT企業に転職をすることでエージェントが紹介料を取れるということですよね。
つまり転職・就職することが必須であり、その就職先にも限りがあるということです。
研修付きの企業の場合はどうでしょう。1人を数ヶ月研修するのにそれなりな費用が発生すると思いますが、その費用を払ってでも採用したい企業というのは
よっぽど人手が足りていない状況にあるということです。よっぽど人が足りていない企業がどのような企業かは想像がつくかと思います。
まとめ
という訳で今回は未経験からエンジニアになる方法や戦略についてお話しました。
まとめますと
・未経験からエンジニアになる場合は目的を明確にしておいた方が良い
・システムエンジニアとプログラマーの違いを理解して、目的に応じて戦略を変えるべき
・未経験からエンジニアになるのに資格は不要、それよりも何が作れるか
・無料のスクールや研修付きの求人は真意を理解してから利用する
ということでした!それでは!