基本情報技術者試験とは春と秋に実施されるIT系の試験ですが、
未経験からIT企業に転職しようとする方や、就職活動前のアピール用に受験予定の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
もしくは基本情報技術者試験に合格すると、会社から報酬金が出るのでそれ目的の方もいらっしゃるのかと思います。(私は完全にこれでした笑)
ただ独学の場合どうやって勉強したらいいかよくわかんないですよね。
今回はそんな声にお答えして、私の体験をもとにどんな感じで勉強すればいいのかと言う疑問にお答えします。
今回の読者の想定は以下の通りで、まさに基本情報技術者試験の勉強を開始する前の私の状態がこんな感じでした。
・ITパスポート試験など含め、IT関係のテストを受けるのは今回が初めて
・文系大学卒業
・IT系の専門的な知識さほど持ち合わせていない
・プログラミングも詳しくない
・平日は普通に働いている
・基礎学力参考目安として大学はMarchレベル
・超めんどくさがり
・勉強は基本的に苦行だと思う
合格までの学習期間は2ヶ月半、もちろん働きながらなので平日は2時間、土日5時間の週20時間を10週間で200時間ぐらいです。
状況に応じて学習時間を調節していただいてOKかと思います。
というわけで早速まいりましょう。
目次
イラストでわかりやすく基礎知識を詰め込みましょう:3週間
まず何事もそうかもしれませんが、基礎知識をインプットするところからですね。
とはいえ基本情報技術者試験でよくありがちな、文字びっしりの教科書だと、1ページ目から
ってなってしまいやすいので、小難しい文章とか読みたくない方には以下のテキストがおすすめです。
基本情報技術者試験に必要な知識がゆるくて可愛いイラストで解説されています。こんなに優しい本はありません。ぶっちゃけこの本がなければ私は挫折していたと思います。
本自体は結構分厚いのですが可能であれば、3週間ぐらい使って通勤中や空き時間で読み進めてください。途中わからないことがあれば、すぐにググってみてください。
最初は読むだけで大丈夫ですが、意味を理解することを意識してみてください。
教科書を読んでいるのではなく、漫画を読んでいるような気分で行きましょう!
ちなみに著者のキタミリュウジさんの本で他におすすめなのはこちらの本です。息抜きにどうぞ。社会人1〜3年目の方にはグッときます。笑。
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基本情報技術者試験の午前試験の一問一答をやろう:4週間
次に本の内容が読み込めたら、「基本情報ドットコム」で午前試験の過去問の一問一答をやりましょう。
こちらのサイトは優秀で、基本情報技術者試験の午前試験の一問一答が年度別にできるようになっています。
3年分(春と秋)を2週が最低ライン、ですが確実に抑えたいなら5年分と言ったところでしょうか。
4週間ぐらいかけて、正答率が80%になるように繰り返してください。
基本情報技術者試験の問題は過去問から出ることが多いので、暗記項目だと割り切ってしまえば大丈夫です。
基本情報ドットコムをゲーム感覚でこなして行きましょう。通勤中の電車とかでやるのがおすすめです。
間違えた問題はその場でググったり、テキストを見直して、「イラスト」で理解しなおして、記憶を強化していきましょう。
一問一答でも計算問題がたまにあります。
時間がかかるので、難しすぎるものは捨て問題にしてしまってもいいです。
その分、暗記項目は絶対に落とさないなど自分で戦略をねるようにしましょう。
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基本情報技術者試験の午後試験もなんと言っても過去問をするしかない:3週間
と言う訳で午前試験の正答率が80%になってきたら、残りの期間は午後試験の対策にしましょう。
世の中には午後試験の予想問題集がたくさんありますが、過去問のみで十分です。過去問ならではのクセになれることが合格への近道だと思うからです。
最低でも2年分(春と秋合わせて4回分)可能であれば、4年分ぐらいで大丈夫かと思います。
オススメのテキストはこちらです。午後の問題の解説が詳しくてわかりやすく、紙質がいいです。
選ぶ問題に関してはもちろん好みでいいのですが、ざっと問題を読んでみてあらかじめ当日選択する問題を決めて勉強しておきましょう。
ただし、問2〜問7は4問選ぶことになっていますが、試験によっては長文すぎたり、経営戦略でも計算させる問題をゴリゴリ入れてきたり、と意図せぬことも考えられます。(経験談です笑)
問2〜問7に関しては保険としてもう一つ追加して、過去問は5問やりましょう。
ハードウェアは割と理系よりの内容なので、ネットワークがいいかなと。
初心者の方で基本情報技術者試験に合格することを最優先する場合は★のマークが付いているものがおすすめです。
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問1:情報セキュリティ(必須)
問2〜問7:以下から4つ選択
ハードウェア
★データベース
ネットワーク
★ソフトウェア設計
★プロジェクトマネジメント
★経営戦略
問8:データ構造及びアルゴリズム(必須)
問9:プログラミングで以下から1つ選択
C言語
COBOL
Java
アセンブラ
★表計算
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問9に関してはダントツ表計算ですね。笑。エクセルに慣れている方であればとっつきやすいと思います。
勉強の仕方に関しては
の王道パターンでももちろんいいのですが、
「問題を読む」→「解説を読む」→「問題を解いてみる」→「答え合わせ」
後者だと問題がどんなものかを知り、まだなんの先入観もない脳に答えの導き方を先にインプットして、それが再現できるかを確認と言う建設的なステップになるからです。
私も最初「問題を読む」→「問題を解いてみる」という王道の方法でずっとやっていたのですが、まー正解しないんですよねこれがwww
その最初の自分の解き方を答えを見ながら是正する作業も結構しんどいんですし。
あとは、解きながらうーんうーんと言っている時間が無駄かなと思ったので
「問題を読む」→「解説を読む」→「問題を解いてみる」→「答え合わせ」で、答えの導き方が再現できることを目的にしてもいいのかなと。
「はいはい、問題文はこうね、で設問がこれだから、これこれこう言う理由で答えはこれ、」が自分に十分に説明できる状態になればOKです。
基本情報技術者試験に合格するんだというモチベーションを高めましょう
と言うことで、基本情報技術者試験の勉強方法について書きましたが、
私の場合、結果的に何が基本情報技術者試験の合格に導いてくれたかというと、
「勉強する前にモチベーションを高める工夫をしておいた」ことかなと思っています。
「精神論w」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、意外とこれが大事なんですよねw
何故ならば、この基本情報技術者試験は結構根気のいる試験だからです。覚えることも多いし、頭を使うこともあります。
確実に一夜漬けではなんとかならないタイプの試験です。
「なんとなく申し込んだ〜」ぐらいでは後々気持ちが薄れていく可能性もあります。
その退屈でしんどい勉強をネット・漫画・友人との飲み会などありとあらゆるものを抑えて勉強時間とするわけですから、なんのために勉強するのかは自分の中で明確にしておいた方がいいです。
と言う訳で具体的な方法を書いていきますが、ここから先はモチベーションに不安な方だけ実践していただく形でOKです。
まず紙に「基本情報技術者試験の勉強をして合格すること」の自分なりのメリットとデメリットをまとめます。
メリットだったら、「会社から報酬金3万もらえる、ITの知識が培われる、勉強耐性がつく、自信がつく、上司に褒められる、すごいといわれたい」などです。
デメリットは「自由な時間が奪われる、ソファでゴロゴロできない、受験会場にいくのがめんどくさい、受験料払わなきゃいけない」とかそんな感じです。
全部出尽くしたら読み比べてみてください。
読み比べ終わったら、デメリットに対してメリットの方が大きいと思い込みましょう。
「え?ちょっとソファでゴロゴロするのを我慢するだけで、いいこといっぱいじゃん」という感じで自己洗脳していきます。
メリットの方はより具体的にイメージしてください。「上司に褒められる」とかだったら、リアルにいつどこでどの上司が言うのか、そして褒められた時の自分の嬉しい気持ちをリアルに想像してください。
と、まあこんな感じです。笑。
もし、メリットが心の底から魅力的でないと感じられる受けない方がいいです。心にあらがうことをするのは人生ハッピーじゃありませんからね笑。
私は基本情報技術者試験はこれでいけました。笑。勉強している時に辛くなった時はその紙を見返してください。
この考え方はこちらの本に基づいています。気になる方はこちらもどうぞ。
基本情報技術者試験の勉強方法まとめ
と言う訳で、今回は基本情報技術者試験の勉強方法について記載しました。まとめますと、
1:まずテキストで基礎知識をInput
2:基本情報技術者試験の午前試験の一問一答で正解率80%にする
3:基本情報技術者試験の午後試験は選択する問題を決めて答えの導き方を覚える
ということでした。
これは余談ですが、なんと言っても基本情報技術者試験の最難関は「基本情報技術者試験の起床試験」ではないでしょうか。試験当日にTwitterなんか見てるとこの起床試験を突破できなかったと言う報告をよく見ます。笑。
確かに起床試験は最難関ではあると思うのですが、せっかく勉強したのですから前日はしっかり寝てくださいね!
それでは!