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フィリピン・セブで現地採用のエンジニアとして働く私の本音

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こんにちは、風邪治りかけのMaki@Cebuです。今回はフィリピンのセブで現地採用として8ヶ月働いてみて思った本音を話そうと思います。これからアジア圏で海外就職(特に現地採用)を考えている方の参考になればと思います。
私は日本で外資系のIT会社に3年勤めたのですが、日本法人の案件をフィリピン・セブ法人にある開発部隊にしてもらおうということで手をあげて移籍(日本法人を退職してフィリピン・セブ法人に就職)し、現在はいわゆるブリッジSEをしています。
今回初めて海外で働くことになったのですが、日本とフィリピン・セブで働くことについて比較してみました。といってもアルバイトを除いて勤めた会社は日本法人とフィリピン・セブしかないので、その比較になってしまいますが、外資といっても日本法人の方は一般的なシステム会社と考えてもらってよいと思います。

Maki
それではいってみよう

目次

良い点1:フィリピン・セブでは労働時間が圧倒的に短くなりました

日本にいたときは終電まで帰れない日が2ヶ月続いたり、40時間ぶっ続けで働いたりということをしていましたが(そのあと常駐先付近の公園ので横になって寝ていたらおじいさんに救急車よぼうか?と言われたのはいい思い出w)、フィリピンで働くことになってからはそういったことは一切なくなりました。ほぼ毎日9時に来て18時に帰っています。なぜかというとフィリピンでは人件費が安く、プロジェクトのメンバーを増やしやすいためです。(トレーニング時間はかかりますが)また日本の企業でありがちな残業している人=偉いみたいな雰囲気はあまりありません。人がどれだけ残業している等ということがフィリピン・セブではそういったことが会話に出てきません。
通勤時間に関しても、日本では往復で2時間弱あり満員電車に揺られていましたが、現在は会社から徒歩10分の場所に住んでおり通勤のストレスは一切ありません。

良い点2:時間に余裕ができたので、色々始めることができました

フィリピン・セブで働き始めて時間に余裕ができたので、ブログ、ギター、投資(FXなど)、オンラインのプログラミングスクールなどを始めることができました。日本にいるときもなんとなくやりたいと思っていたことなのですが、毎日の残業と通勤ストレス、金曜日は飲み会で土曜日は二日酔い、日曜日も家事して買い物してごろごろしてまた月曜日が来た、みたいなことを繰り返して怠惰にすごしていたので、なかなかやりたいことに取り掛かるサイクルに入れていませんでした。現在は環境が変わって気持ちも変わり、フィリピン・セブが都会でないためそんなに誘惑もなく、少しずつですが色々と着手できて程よく楽しめてています。

良い点3:専門スキルを持った同僚に囲まれました

日本のシステム会社では人手不足ということもあり、新卒採用のノースキル文系を3ヶ月Java研修させてシステムエンジニアと名乗らせて客先に赴かせるということがあると思います。(私もまさにその一員なのですが笑)、フィリピン・セブでは(というか日本以外の国は)基本的にコンピュータ関連の会社にはコンピュータサイエンス系の学部を卒業した人でないと応募資格がありません。職場で「実は私の大学の専攻は経済学なのよん☆」と話したら「えーー!!!」と言われました。なので、私の周りのエンジニアは当然コンピュータサイエンスの学部を卒業している人で、専門スキル面で問題はありません。(専門スキルがあることと、仕事ができる=求められていることを適切に返す能力があるかは別として、笑)私もフィリピン・セブにきて同僚からプログラミングを教えてもらうことがよくあります。と同時にやはりこれから海外でIT系の転職する場合はこの経済学部卒というのがついて回るのだな、と思いました。

Maki
ビザとりに行くときも経済学とシステムエンジニアがなんの関係があるのと突っ込まれて冷や汗したのです

良い点4:職場に活気がでました

フィリピンの平均人口が23歳、対して日本が46歳とだけあって、それを象徴するかのごとくフィリピン・セブの会社では若者が多いです。20代~30代前半が8割を占めています。日本で勤めていたときは40代が大半を占めていたので、全くの異文化を体験しています。日本でも活気のあるベンチャー企業であれば同じかも知れませんが、ハロウィンやクリスマス、個人の誕生日など、何かにつけてお祭り騒ぎな職場です。フィリピン人の陽気さもあいまっていると思います。

良い点5:根回し、長時間会議、無駄な飲み会から開放されました

日本ではよく自分の意見を通すために飲み会の席で重要人物に近づき内密に話をしたり、会議で空気を読んで言いたいことを言わなかったり、といった文化が多少なりともあったと思いますが、それもフィリピン・セブでは一切なくなりました。(一概に根回しや長時間会議が悪いとは言えないかもしれませんが、個人的にはあまり理解できなかったことなので「開放された」と書きました。)フィリピン・セブでは言い方に気をつけつつも、基本的にいいたい事は言います。
また会議の場は簡易な報告のみで、長くなりそうなことは「後で」といって次の議題に移ります。それからこれが一番衝撃だったのですが、フィリピン・セブでは飲み会がまったくありません。あるとしたら、クリスマスなどのイベントのとき等で、半年に数回程度です。そういう騒げるタイミングで盛大に騒ぐので、普段は結構さばさばしています。飲み会はなくとも、15時過ぎて誰かが突然お菓子を大量買いしてきて、チームでわいわい食べるというなぞのイベントがちょいちょい発生します。笑。

良い点6:英語が使える環境

社内でのコミュニケーションは基本的に英語なので、当然ながら毎日英語を聞く・話す・読む・書くことを強いられます。私はフィリピン・セブにきて半年すぎたころには仕事上でコミュニケーションをとるのに不自由しなくなりました。仕事上アメリカ人と会議をすることもありますが、セブに来る前と比べて言いたいことがストレスなく言えるようになりました。ただ、ビジネス会話に限ってなので、洋画を字幕なしでみれるかといえばそうではないですね。笑。そろそろ数値的に計測すべきかと思い、TOEICに申し込もうかと思ったのですが、セブの本屋にはTOEICの参考書を扱っているところはありませんでした。こちらではTOEFLかIELTSが主流のようです。(TOEICって受ける意味あるのか?w)

悪い点1:可処分所得が減りました(給与は下がり、所得税が高い)

これが最大の悪い点ですね。笑。現地採用あるあるかもしれませんが、現地で十分問題なく暮らせるレベルだけど日本円での貯金ができないという状態に今まさに陥っています。笑。日本円換算だと大した額ではないのにフィリピン・セブでだと高所得者のとなり、30%程度の所得税が取られます。笑。
それも日本法人からフィリピン・セブ法人に移るときにある程度理解はしていたので、自己責任以外のなにものでもないのですが、それでも日本の会社に入社したときから「海外で働いてみたい」という思いがあったのと、現在まさにセブ生活を楽しめているので良しとしています。まぁでもこれから海外就職を考えている方には是非とも駐在員での応募をオススメしたいところですね笑。
ただこのジリ貧状態に陥ってから、お金のことや働くことについて色々考えたり調べたりするようになりました。日本で働いていたときは、働くことやお金のことはあまり考えておらず、なんとなくこのまま30歳あたりで日本の別のITの会社で転職して結婚するかは知らんけど…うんぬん、という将来しか見えていなかったのですが、セブで出会った日本人と話したり、セブに来て初めて海外在住者のブログなどを読み漁るようになったりして、色んな生き方と選択肢があるんだなと視野が広がりました。

とはいえ私は日本法人からフィリピン・セブ法人にたまたま縁があって今ここで働くことが出来ているものの、今さっと会社をやめて現時点のスキルセットでどこか海外でエンジニアとして働けるかというと、確実に働けないやーつなのです。笑。なので、フィリピン・セブにいる間に英語とプログラミングはがんばりたい所ですね。(宣言も兼ねて笑。)給与がぐっと下がると、そういう危機感を抱くようになります。笑。日本で働き続けていたら感じなかったことでしょう。

悪い点2:人のマネジメントが大変

さて、話はもどりますがセブで働いててあまりよろしくないところは、人の管理が大変ということです。良くも悪くもフィリピン・セブの労働環境はゆるいです。がんばり屋さんも多いのですが、フィリピンの人は家族が第一優先なので、「父親を迎えに行くから今日は帰るね」などの理由で早退されることはよくあります。また、突然の病欠も結構あります。笑。すなおに明日休むねと言ってくれたほうがまだスケジュールを組みなおしやすいのですが笑。この人がどれぐらい休みがちな人なのか、ということを把握しておかないといけません。

まとめ

というわけで今回は日本とフィリピン・セブで働くことについてフォーカスして色々と書いてみました。私個人としてはお金はないものの笑、フィリピン・セブで働けてよかったなと思っています。エンジニアでもブリッジSEやオフショア案件など、これからも増えていくと思うので、日本で働き疲れたし、多少給与は下がってものんびり生活したいという人は海外で働くことをオススメします。


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