今回はこういった声にお答えします。旅行会社を運営されている方で
「WEBとか全く分からないけど、ランディングページと言う単語を知ったから検索している」と言う方や
「WEB制作会社にランディングページの制作をお願いしようかな・・・?」と思っている方の参考になればと思います。
ランディングページを10万円で作ってもらったけど・・・なんか全然集客上がらなかったなと言う事態を避けるためにも、本記事はお役に立てるのかなと思っています。
ランディングページ制作の目的は集客にあると思うのでその観点から記事を書いています。
目次
ランディングページとは
ざっくり言うとランディングページとは、平たく言うと一枚の縦長のWEBサイトです。ランディングページを作成するメリット・デメリットは以下の通りです。
ランディングページのメリット
・特定のユーザーに訴求しやすい
・情報が1つのページに集まっているので、サイトを移動して探す必要が無い
・サイトとは違いこちらが訴求したい順番・流れで内容を見せることができる
・サイトと違いリンクがないのでページ遷移した時の離脱がない
(※ページの移動が多くなれば多くなるほど離脱する人が増えます)
ランディングページのデメリット
・制作コストがかかる
・画像などを多様した場合はSEOが弱くなる
スポンサーリンク
旅行会社やツアー会社がランディングページに記載すべきコンテンツや設計は?
と言う訳で旅行会社がランディングページに記載すべきコンテンツと、その設計について考えてみました。
1:メイン画像
ファーストインプレッションは言わずもがな大事なので印象に残る写真を選びましょう。
人物が写っており、何に書かれたページなのかが一目でわかるバナーであるべきですね。
ファーストビューでサイトを離れてしまう人の割合は6割を超えるとのデータもあるので
メインの文言、サブの文言に合わせて申し込みボタンを設置しておきましょう。
2:ニーズの認知
こう言う人におすすめ!など「あ、これ私のことだ」と思わせる内容が必要です。
例えば私が今住んでいるセブ島ではオスロブという場所でジンベイザメツアーがとても人気なのですが、
オスロブのジンベイザメツアーであれば、
・セブで最高の思い出を作りたい!
・ジンベイザメと一緒に写真撮りたい!
・日本人スタッフがいるツアーで全てお任せしたい!
3:料金やサービスなどを比較しながら紹介
・お値段XX円(業界最安値保証!)
・水中カメラ無料貸し出し!
・4名さまのお申し込みで1人無料!
などです。あとなんだかんだ行って無料は訴求力抜群ですね。何かしらおまけなどでお得感を出しましょう。
4:値段設定やサービスの根拠
・仲介手数料などは一切いりません
などの文言でなぜそのサービスが提供できるかなどを明記し、値段が高いなら高いなりの、安いなら安くできる理由を納得してもらいます。
5:サービスの強みをアピール
当社が選ばれる理由を打ち出します。
・予約がスムーズ!LINE登録するだけでお手軽にご質問いただけます
・面倒な手間は一切なし!日本人スタッフがいるので英語が話せなくてもOK
・これまで500名以上のツアー実績あり
など
6:ツアー参加者の声の記載
実際に参加した人からの声を記載し、信頼性を高めます。
7:会社概要
・どのような会社でどのようなメンバーが運営しているのかなどスタッフの顔が出ていると安心ですね。いざ申し込みするとなると確認されるポイントだと思います。
8:よくある質問
・ツアーで雨が降ったらどうなるのか、持ち物は、キャンセルの場合はなど不安材料を取り除きます。
9:申し込み
・LINE登録やメール送信など、ランディングページを読んだ後のアクションができるだけ申し込みのハードルが低いアクションにしておくべきでしょう。
フォームが長いと挫折しますし、「お問い合わせ」だと何をどう問い合わせて良いのかわからないので、ハードルが高くなります。
スポンサーリンク
ランディングページを作ったら?旅行会社やツアー会社が集客する戦略
と言う訳で、メリットとデメリットを踏まえて旅行会社やツアー会社がランディングページを使って集客する戦略を公開します。
リスティング広告
まずはリスティング広告ですね。GoogleやYahooなどにお金を支払い諸設定をすることで、検索結果の広告枠にランディングページを掲載することができます。
リスティング広告は費用はかかるのですが、即効性があります。
例えば「セブ アイランドホッピング」などで検索すると「広告」とついたリンクが上位に表示されるかと思いますが、こちらは広告であり、
1クリックする毎に広告費が発生する仕組みになっています。※その下の「広告」とついていないリンクからが純粋な検索結果の順位です。
このリスティング広告にランディングページを設定することにより、検索してきた人に対してツアーのアピールをすることができます。
1回クリックされるごとにGoogleに数百円〜支払う必要があるのですが、値段相場は競合の多さで上下します。
セブでは例えば「オスロブ」と言う場所でのジンベイザメツアーが有名なのですが
「オスロブ 観光」と「オスロブ 朝ごはん」と言う検索ワードであれば前者の方が単価が高くなります。
「オスロブ 観光」で検索する人はオスロブで観光したい人(=ツアーで申し込みする確率が高い人)が検索している可能性が高くあり
「オスロブ 朝ごはん」と検索する人はオスロブ現地にいて朝ごはんを食べているか、すでにツアーが決まっており朝ごはんを食べる場所を探している人なので、
そのワードにツアーのランディングページを出したとしても成約につながる可能性は低いです。
(その分リスティング広告のクリック単価は低いです。)
Google Adwordsと言うツールを使用することでキーワードの推定入札単価(1クリックでいくらの広告費が発生するか)を確認することができます。
リスティング広告は有料かつ即効性があるのですが、費用対効果はツアーの利益率やどれぐらいの広告費を投じるかなどを長期的に試行錯誤して結果を計測していく必要があります。
ブログ
ブログも集客に有効な手段でかつ無料なのですが、リスティング広告とは異なり即効性がありません。
ブログ記事が検索結果で上位に来るまで3ヵ月ぐらいかかる話【データ公開】
と言う記事でもご紹介しましたが、全くブログを書いていないサイトがブログを更新し始めて、検索順位でそれなりの順位になるまで3ヶ月ほどかかります。
また、
・1記事である程度の文字数(2000文字以上)
・ある程度の記事数(1つのカテゴリに対して30記事ほど)
・適切なタイトルづけ、h2タグなどの設定
・検索ワードの意図に答える記事内容
などを考慮したブログの内容が必要になってきます。
また「オスロブ 観光」などのワードだと競合が強い可能性が考えられるため、
「オスロブ ジンベイザメ ランチ」など検索の単語数が多く、ニッチなワード(ロングテールと言います)で上位を狙っていくなどの戦略が必要です。
SNS
現在たくさん存在するSNSは無料で使えるツールですので、情報を発信しつつ、ランディングページと掛け合わせて集客を行うことが可能です。
女性は特にインスタからのツアー申し込みが多いです。ただリンクの記載に制限があり、プロフィールに1ページのみです。各々の写真の投稿にリンクは貼れません。
・タグを多めにつけて写真を投稿し、「詳細はプロフィールのリンクから」と記載しておくことでランディングページに導入
・販売するツアーに関連する用語のタグをつけて投稿している人をツールまたは手動でをフォローしつつ、フォロワーを増やす
・広告を利用する
・ブログ記事があるのであれば、サイトの記事をTwitterに流し込むことでサイトのアクセスアップ
・ブログ記事がなければ、お役立ち情報を流しつつ、ランディングページを一緒に投稿する
・インスタと同じようにタグを活用する
・広告を利用する
知り合い同士の繋がりなので、口コミ効果が見込めます。あったことない人や知らない人よりは、知人がおすすめしている方が信頼度はありますよね。なので
・Facebookページにランディングページをリンクさせておきつつ、いいねやページをシェアしてもらうと割引
・利用者にレビューを投稿してもらう
・広告を利用する
あたりで活用しましょう。
Youtube
旅行だと特にYoutubeで様子を検索する人も少なくありません。
・ツアーの様子などを流しつつ、詳細はこちらでランディングページを導入
Yahoo知恵袋
「今度、XXXに行こうと思っているのですが、どうやって行けば良いかわかりません」と言う投稿の回答として、
適したブログ記事などがあれば活用しても良いかと思います。ですが、基本的には回答をすることを目的としましょう。胡散臭い感じになると信頼を無くします。
まとめ
と言う訳で今回は旅行会社がランディングページを作成する場合の戦略などを公開していきました。
もしランディングページを作成しようと思っている方で、お困りごとやご相談があればお問い合わせまでご連絡ください。
それでは!