地元でフリーランスと派遣のエンジニアエージェントに登録してみました。
地方のエージェントに登録してみることで東京と地方のエンジニア案件の動向や、フリーランスと派遣の違いがわかったので記録しておこうかなと思います。
これからエンジニアとして地方移住を考えている人には参考になるかなと思います。
東京以外の都市圏(福岡、名古屋、大阪、札幌など)では概ね当てはまる傾向ではないかなと思っています。
目次
地方のエンジニアが活用すべきエージェントは
地方でフリーランスエンジニアになりたい人は以下の3つのエージェントに登録しておくと良いかと思います。
・レバテックフリーランス:業界最大級の案件数
・ギークスジョブ:スピーディな対応で案件も豊富
・Pe-BANK:老舗の安定感。確定申告のサポートが充実
※登録、利用自体は無料です。
3つもエージェントに登録するの面倒だよ〜〜と思いがちかもしれませんが、
会社によって特徴が全く異なるので、一つの選択肢にとらわれずに比較検討してみるべきですね。
エージェントによっては、
・勉強会や交流会が盛ん
・確定申告のサポートが手厚い
・マージン率を公開している
・案件紹介が素早い
・エンジニアの業務に理解がある営業さんがいる
・案件紹介・参画前に開業届の提出が必要
など様々です。
ブログやSNSなどでのエージェントの評判は世の中にあふれていますが、
正直なところ自分の担当になる方との相性や、案件に参画できるタイミングも大きく左右してくると思うので、自分で経験したことが真実だと思います。
経験して比較して自分で判断するために、複数エージェントの話を聞いておくべきだと思います。
派遣エンジニアに関しては
・エン転職
・パソナテック
あたりがエンジニア案件が豊富だと思います。派遣は一般的には事務系が多いのでエンジニア派遣のエージェントを探すのがなかなか大変です。
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地方のエンジニアで求人数が多い言語は
2019年8月時点では地方のエンジニアの案件数は圧倒的にJavaが多いです。
次点でC#かPHPという感じです。Java,C#,PHPで7割ぐらいを占めると思います。
週5の常駐案件がメインですね。リモートはなきにしもあらずだけど、数が圧倒的に少ないです。
一部PythonやRubyなどの案件もなくはないですが、東京ほど多くはないでしょう。
どうしても流行りの言語で経験を積みたい人は東京に行くしかありません。
逆に東京でJava案件を数年やっていて、これから地元で働こうかなという人だとフリーランスになる旨味はある気がします。
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地方のエンジニアは派遣かフリーランスどっちにするべき?
地方のエンジニアは派遣かフリーランスどっちにするべきということに関しては、
自分が欲しい最低手取り額や社会保障、得たい経験、参画期間、働き方などを精査した上で考えると良いかと思います。
地方のエンジニアがフリーランスになるメリットデメリット
フリーランスは派遣や正社員と比較すると単価が上がる分、
確定申告の手間という最大の壁がある他、エージェントからのマージンの差し引きがあり、(エージェントにもよるけど12%~20%、非公開なところが多い)
国民健康保険や年金、税金、交通費を手取り額のなかでカバーする必要があります。
年金に関しては厚生年金ではなく国民年金(もらえる額が少ない)という点も会社員や派遣と大きく違いますね。
またフリーランスの場合は労働の時間幅も案件によってまちまちです。
140時間~180時間
160時間~200時間
という感じで月の時間幅が決まっており、案件の状況によっては上限のギリギリまで働くこともあれば、下限の時間で済むこともあります。
下限の140時間で働くのに越したことはないと思いますが、上限を超えた場合と下限を下回った場合は単価を実稼働時間で割って計算されるそうです。
ちなみに少数ではありますが、時給制の案件と固定(どんだけ働いても同じ単価)の案件もありますので、契約時は注意しましょう。
あとフリーランスは雇用ではなく契約なので業務指揮命令はないのですが、実際案件に参画したらチームで動くことになると思うので、完全に指示されないということは流石にないとは思います。
契約期間は3ヶ月〜という感じで必ず1年参画しなければいけない、ということはないです。ガーッと稼いで1ヶ月休んでまた働く、みたいなことも可能だと思います。
風邪などで休暇をとる場合は、エージェントと取引先への連絡が必要です。時間幅という考えなので休んだら残業でのリカバリが可能です。
ただフリーランスエージェントでは「一人称で開発が可能ですか?」ということを多く聞かれまして、「一人称?」とその度思ったのですが、調べてみて意訳するならば「主体的に考えて動けるか」みたいなことだと思います。
ちなみに男女比率でいくと男性:女性=8:2なのだそうです。
地方のエンジニアが派遣エンジニアになるメリットデメリット
派遣の場合はきっちり時給で、残業代は時給x1.5です。
基本的に1日8時間で、残業はお願いされたらやる、という感じで、絶対に早く帰って家事や勉強、育児がしたい、という人には良いのではないでしょうか。
派遣の場合、厚生年金、国民健康保険、所得税などの手続きは派遣の会社がやってくれます。
交通費は案件によって支給されたりされなかったりですが、支給してくれる案件を選びましょう。
確定申告の手続きは不要で、会社員という名目になるので、クレジットカードなどのローンなどが可能、というのがメリットという感じですが、
同じような業務でもフリーランスと比べると単価、というか手取りはやはり低いです。
派遣エンジニアが風邪などで休暇をとる場合も、エージェントと取引先への連絡が必要ですが、時給制なのでその分お給料は減ります。
稼働期間などの条件を満たせば有給取得可能、というケースもあるようなので、エージェントに確認してみると良いでしょう。
契約期間は派遣も3ヶ月〜という感じで必ず1年参画しなければいけない、ということはないです。
人生プランに合わせて好きに活用すると良いと思います。
地方のエンジニアが派遣かフリーランスで高単価を得るには?
地方のエンジニアが派遣かフリーランスで高単価を得るにはどうしたらよいのでしょう。
色々と話を聞いた限りでまとめると
・Java案件の方が予算の多い案件が多い
・言語の年数は最低限3年の経験があると単価が上がりやすい
・ただし開発環境はピンキリで案件による、商談時の確認が必要
という感じでした。
地方はまだまだJava案件が主体であり、最低3年の開発経験があると単価が55万以上になってきます。
東京ほど家賃や物価の高くない地方で55万円なら会社員よりは良さそうですね。
ただ、案件というか開発環境はピンキリなので商談の時に確認しておくと良いかと思います。
・使用言語
・使用サーバ
・使用DB
・ソースコード管理
・コミュニケーションツール
・タスク管理
・客先折衝や報告、問い合わせ対応はあるか
・上流工程もやるのか
・開発体制
・開発人数
・毎日のルーティン(会議)などはあるか
とかですかねぇ。
最後に
というわけで地方エンジニアの派遣とフリーランスエージェントの比較でわかったことをまとめておきました。
結論としては、確定申告の手間や個人事業主としてのちょっとしたプレッシャー(?)を差し置いても手取り額が多いことを望むのであればフリーランス、
税金まわりの手続きを回避し、クレジット発行やローンを組む予定があり、絶対に厚生年金が良い人は派遣、という感じですかね。
というかやっぱりブログ記事だけでなく実際に自分で複数エージェント登録してみて話を聞くのが一番だと思います。
・レバテックフリーランス:業界最大級の案件数
・ギークスジョブ:スピーディな対応で案件も豊富
・Pe-BANK:老舗の安定感。確定申告のサポートが充実
今回はここまでです!それでは!