フリーランスにまつわる漫画はたくさんありますね。その中でも今回は私が最近感銘を受けた漫画をご紹介いたします。
※本記事は完全にオピニオンというかポエム記事ですが特に駆け出しフリーランスの方で、日頃のクライアントとのやりとりに違和感を感じることがある人にとっては参考になるのではと思っています。
本は読み放題のkindle Unlimitedで見つけました。
「とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話」という本です。
題名からして「漫画家さんの話?」と思うかもしれませんが、Web系のフリーランスにも共通するところがあると思いご紹介させていただきました。
作者の方の名前を検索するとまとめや当時のブログなどが色々と出てくるのですが、
内容をザックリ説明すると、
新人の漫画家さんが理不尽で意味不明な担当者に翻弄され、カラー色紙をトータル1700枚ほど無償で描くことになった
というお話です。
特にこの有名企業の担当者の
・ミス・不手際・理不尽の多さ
・意味不明な挙動
・サイ◯パス感、
・合理的でなく話が全く通じない感じ
は読んでいてゾッとします。
またその担当者に対して新人の漫画家さんが相手に怒りをぶつけることは不毛だとして感情を押さえ込み、大人の対応で相手に接しつつも精神的にやられていく様には本当に心が痛くなります。
しかもこれがネット上のレビューを読む限りでは
・漫画業界のあるあるです
・この担当者のような人って必ずいるよね
・自分も違う業種だが同じような目にあったことがある
などの意見もみられるのでなおさらゾッとします。
フリーランスは損切り点を考慮するべき
この漫画を読んでの教訓ですが、やはり相手のやり方に納得できないまま、ストレスを抱えつつ対応をするべきではないということです。
世の中には分かり合えない人間がいることは間違いないので、
自分が取れる対応策は相互に仕事がやりやすいと思える関係が見つかるまで試行と撤退を繰り返すことだと思います。
なので自分で反省をし努力をしても状況がよくならず、相手への主張を論理的に説明してそれでも改善する見込みがない場合は
速やかに撤退すべきです。
特に新人や駆け出しという立場だからといって
・相手に自分の意見を言いづらい
・不毛な言い合いをしたくない
との思いでそのまま自分が消耗する働き方を続けてしまうと精神も身体も崩壊します。
この漫画の場合は、担当者はさておき色紙を待っている方のためにという責任感から1700枚数を書き上げたのだと思いますが、
真面目で責任感が強い方ほど一人で抱え込んでしまい、自分を責め続け辛抱し、周囲にSOSが出せずに自らの首をしめてしまいがちです。
できるだけ客観視して行動を取っていく必要があるということを忘れないようにしたいですね。
極端な話ですがホリエモンや孫さんがこのような状況に遭遇していたら、どういう行動を取るんでしょうかね…
やっぱりすぐ切り上げそうかなと私は思います。
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フリーランスが理不尽に遭遇したら
漫画ほどの例は稀かもしれませんが、多かれ少なかれ駆け出しのフリーランスも担当者からの理不尽に遭遇することがあるかと思います。
・無茶振りをされる、
・質問に答えてもらえないor遅い、
・仕様の追加要望を修正だと言われ無料で対応をさせられる
などなど…。
今回は担当者側が融通をきかせるから、次回はちょっと制作者側が融通きかせてね、と持ちつ持たれつの関係であれば良いですが、
大概の場合は一度何か相手の理不尽を飲むと「前はしてくれたのに」となりパワーバランスが崩れていきます。
駆け出しや新人といえども毅然とした態度で担当者とはお付き合いすべきですよね。
できること、できないことは明確にしておきましょう。
穏便に相手と関わりたいから怒りを抑えるという著者の気持ちもわからなくもないのですが
ただ衝突を避けたいがために自己犠牲をしすぎるのはよくないです。
自己犠牲をしまくって精神と身体を消耗するか、衝突して早期に撤退をするか。
どっちみち何かしらが避けられないとしたら後者の方が精神的に楽になれますよね。
誰が悪いということではなく、たまたま相性がよくなかったと頭を切り替えて次の手段を打てるかということが肝ではないかなと思います。
ということで、今回はここまで。