駆け出しフリーランスの方だと時にこのように思うこともあるのではないでしょうか。
今回はこんな声にお答えしていこうかと思います。
私が自分のことをフリーランスだと勝手に名乗り始めたのは7月の頭からですが、7/24にようやく初受注した案件の納品&検収が完了しました。
ただ、猪突猛進で何も考えずにやって普通にめっちゃくちゃ失敗したので、失敗ポイントをまとめておきます。
これからWeb系フリーランスになろうとしている方、駆け出しフリーランスの方の参考になれば幸いです。
以下に記載する内容は、クラウドワークスで応募して当選し、契約を結ぶ前の段階を想定しています。
契約を結ぶ前に、ヒアリングシートを用意しましょう
クラウドワークスで応募して当選すると、「一刻も早く契約まで持っていきたい」という人もいるかもしれません。
ただ絶対にそこで焦ってはいけません。契約を結ぶ前にヒアリングシートを用意しましょう。
ワーカーとクライアントの作業範囲を明確にせずに契約をすることほど危険なことはありません。
ヒアリングシートで最低限聞くべきことは以下の通りです。
1:サイト制作の目的
2:HPに必ず載せたい内容(会社概要など)
3:追加したい機能(例:ブログ、問い合わせフォームなど)
4:完成イメージに近い参考サイトのURL
5:希望するイメージ
シンプル or 複雑
クール or ポップ(明るい)
遊び心 or 厳粛
女性的 or 男性的
単色 or カラフル
日常 or 高級
未来的 or 伝統的
6:現行サイトの有無
7:ドメイン・サーバを契約済か
8:サイトに載せる文言の用意が可能か
9:画像の用意が可能か(可能の場合、拡張子が何で来るのか(jpegなのかpsdなのか))
10:デザインの有無
Googleのスプレッドシートやフォームなどでまとめて、上記の内容を聞くようにしましょう。
回答が帰ってきた後は不明点が明確になるまで質問を重ねます。
合意形成としての文書をWordなどで作成しておくと完璧です。
作成した文書は相手に目を通してもらい、OKだということを目に見える形(口頭などではなくメールなど残るように)にしましょう。
ここまでやる理由は、クライアントとワーカー(ご自身)がお互いに「こんなはずじゃなかったのに」となるのを避けるためです。
色々とヒアリングしてみて、無理だと思ったら丁重にお断りしても大丈夫です。。
Web制作の需要は尽きることはないので、目先のクライアントが取れなかったらおわりということはありません。
スポンサーリンク
クラウドワークスでやってしまった私の失敗談・・・
失敗談1:サイトコンテンツが決まらない
私はヒアリングを周到に行えていないまま、作業に入ってしまいました。
ヒアリングを周到に行わず、合意形成をしていないまま契約して作業に入ると何が起きるかというと・・・・
サイトコンテンツやデザインがなかなか決まらず、作業が進みません。
作業が進まないと・・当然納期が伸びてしまいます。
失敗談2:クライアントの思う「もっといい感じ」とは
また制作途中で案を提示する中で、「いい感じにして」とか「もっとかっこよくして」と言われることがあります。
「いい感じにして」とか「もっとかっこよくして」というクライアントの気持ちはわからなくもないですが、
その相手の言う所の「いい感じ」または「かっこいい」の基準を明確にするためにも、ヒアリングシートは大事です。
失敗談3:追加の要望に対しておざなりになりがち
またクライアントとワーカーの作業範囲を明確にしておく必要があると言いましたが、そうしておかないと
クライアント「え?これも作業範囲でしょ。そう言いませんでしたっけ?対応してくださいよ」
ワーカー「(それは追加要望では・・・)」
ということになり、認識の齟齬からトラブルに発展しかねません。
作業範囲の合意形成があってこそ、その資料に基づいて
追加要望なのか
修正の範囲なのか
を主張することができるので、お互いの幸せのためにもめんどくささをグッとこらえて合意形成の文書を用意しておきましょう。
追加対応である場合は何日にいくらでできるかを出しましょう。
失敗談4:エンドレス修正・・・・
デザイン案、文言修正案、サイトの構成など、ワーカーが修正できる時間は限られていますので、こちらも契約前に明確にしておきましょう。
文言の修正は最大3案まで、デザイン案は3案まで、納品後の文言・画像差し替えは1ヶ月まで、という具合です。
私は最初よく考えておらず、無限に修正案を出していました。
スポンサーリンク
クラウドワークスでクライアントと円滑に仕事を進める方法まとめ
という訳で今回はクラウドワークスでクライアントと円滑に仕事を進める方法について書きました。
実際に案件を取ってみるとわかると思いますが、ワーカーはただバリバリコーディングができればいいという訳ではありません。
あとはコーディング(単純作業するだけ)の状態に持っていくまでが大変で、慎重に行わなければならない部分です。
ぶっちゃけ、そのコーディングの状態に持っていくまでで、プロジェクトの円滑度が決まっているといっても過言ではないです。
まとめますと、
1:ヒアリングシートを契約前に記入してもらう
2:合意形成の文書を作成しておく
3:修正の場合は何案まで可能かを契約前に明示する
4:追加対応は何日でいくらまでにできるかを提示
といった感じです。皆様がクライアントと円滑に仕事をされますように。それでは〜!