5月にここセブの会社に来てから結婚ラッシュである。
5月から7月の今日までに、同じチームのメンバーが3人結婚した。
職場の仲間だからということもあるだろが、結婚式の通知は2週間前~1週間前に行われた。
装飾された厚紙が回覧され、日時や場所について詳細に書かれていた。
特に面白いと思ったのは、こちらでは式によってテーマカラーがあるということだ。
今回は紺色とピンクということで、それらの色に準ずる服を着てくる必要がある。
また、全身黒、白、赤は控えてくださいとも記載されている。
というわけで、セブで結婚式に参加するなど一切想定していなかった私は服を
買わなければならなかった。
とはいえ、どのモールにも大体結婚式に参加するためのドレス売場が存在していた。
この薄い色のピンクのドレス(1700ペソぐらい)とH&Mにてヒール(900ペソ)を買っておいた。
ちなみに必ずしも男性が紺、女性がピンクを着ろ、ということではないらしい。
また、これは式に参加して分かったことだが全員がこのルールをきっちり守っているわけではなく、
Tシャツ短パンの人もいれば、ジャケットだけの人もいた。(さすがフィリピン!)
挙式は同僚の故郷であるシキホル島の教会で行われた。
体育館ほどの大きさがあり、おごそかな雰囲気で美しい場所なのだが・・・残念なことに
クーラーがついていない!!!!
そのあっつあつの教会の中で汗だくになりながら、あっつあつの2人を祝福するのだ。
式の流れは、日本で行われる流れとほぼ同じで、(もともとこちらが本家なのだが。)
賛美歌を歌い、牧師に誓いをし、というようなものである。ただその後に牧師からのありがたいお話があるのだが、これがめちゃくちゃ長かった。
ビザヤ語で話していたので何を言ってるかはさっぱりわからなかったが、彼は独自の漫才スタイル?というか話のスタイルを確立しており、一定の話をして、すこち沈黙を作り、オチを一言、という流れを繰り返して聴衆を大爆笑させていた。
挙式が終わると場所を移動し、披露宴が行われた。
この披露宴もかなり独特であった。
ここが面白いセブ結婚式その1:プロレスばりの親族入場
まず、外部から司会者の女性を雇っていたのだと思うが、
イケイケの音楽に合わせて、親族はプロレスのMCばりの巻き舌で紹介されつつ、踊りながら入場してくる。
日本人であればふつう恥じらいを感じて中途半端な踊りなのだが、皆なかなか本格的な動きをする。笑
こういったフィリピン人のノリには本当に感心する。
ここが面白いセブ結婚式その2:踊る新郎新婦にお金を貼り付ける。
写真のような小さい紙が式の途中で配られる。
これにいくらかのお金を詰め、式場の真ん中で踊っている新郎新婦のたすきに
安全ピンでとめるとのことだった。女性であれば新郎に、男性であれば新婦につける。
どういう意味合いなのか聞くと、この集まったお金が夫婦で最初に共有するお金なんだよと言われた。
ここが面白いセブ結婚式その3:セクシーダンスは必須スキル
余興として、新郎新婦が式場に立ち、新郎が新婦に対してセクシーダンスを行う。
セクシーダンスとは、ムーディな音楽に合わせ、腰を振ったり、滑らかな動きをするダンスである。笑。
その後新郎新婦がしばらく踊って椅子に座り、新郎の男友達が5人ほど集められ、MCにいじられる。
いじられた後はMCが何かを宙に投げ、それを男どもで取り合い、最後の1人となる。
男が1人になったところで、今度は新婦の女友達が5人ほど集められ、椅子取りゲームが開始される。
もちろん椅子には選ばれし男が座っている。笑。
このようにして新郎新婦の友達のなかから新たなカップルができたところで、再度、
男性のほうから女性に対してセクシーダンスを行い、告白ターーーイム!となる。
このようにして、結婚式に参加する若い男性は高確率でセクシーダンスを披露しなければならない。
職場の男性に何人か尋ねたところ、やはり皆一度は経験があるようだ。
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