英国企業で解雇されないかどうかひやひやしながら働いている私です。
コロナ禍でナショナルロックダウンになり不況真っ只中のイギリスに突撃して見事英系企業2社から内定をもらいました。
ぶっちゃけ就職できたのは運要素も大きかったと思いますが、今回はYMSで就活・仕事探しするためのCV作成法を記録用に書き留めて置きたいと思います。
YMSで就活したい人はCV必須です。CVとは日本でいうところの、履歴書と職務経歴書を一緒くたにしたようなもので、これがないと就活は始まりません。
今回私は人生で初めて自力で海外転職を試みて、お金がなくてもCV添削してくれる友達や彼氏がいなくても無事英系企業に内定できましたので、この記事がどなたかの参考になればと思います。
目次
YMSで就活したい人が無からCVを作成するには
YMSに当選して就活したいけど、CVなんて作ったことないよ!って人もいるかもしれませんが、大丈夫です。安心してください。
無からできるだけお金を使わずCVを作ると想定して、なにをどうやるべきかを私の体験含めてまとめてみました。
ポイントは以下の通りです。
・基本的には日本の職務経歴書と同じ
・CVの独特の書き方に慣れる
・CVは可能なら一枚に収めよう
・ビザステータスは記載しておこう
・応募職種に応じてもちろんCVを作り分けておこう
・CVサンプルを見まくる
・CoverLetterも用意しておくと楽
・CVはプロの添削(Proof readのみならず意味的な)してもらった方がいい
・最悪の手段はDating Appである
・オンライン英会話をフル活用する
詳細をみていきましょう。
基本的には日本の職務経歴書と同じ
CVで書く内容は、基本的には日本の職務経歴書と同じです。それが日本語か英語かっていう違いだと思います。
CVには基本的にはどの会社に何年勤めて、どのような業務をしてきたかを羅列します。
もしこれまで一度もCVを書いたことがない人や、転職をしたことがないけどYMSで就活を余儀なくされている方は、日本の職務経歴書をまとめるところから始めてみるのもいいと思います。
もしくはこれまで自分が携わってきたプロジェクトを一年ごとに洗い出してまとめるとかですかね。
YMSで日系エージェントを使って日系に就職する場合は日本語で面接を受けることも想定されるので、頑張ったプロジェクトをまとめておくことは無駄にはならないはずです。
職務経歴書を日本語で作っておくと、いざ日本に帰って就職するとなった時にも役にたつと思います。
もし職務経歴書がすでにある場合は、それをCVに変換していくだけです。!
私の場合はCVを以下のような感じで書きました。
・フォントはArial、フォントサイズは11~12ぐらい。
・自分の名前
・メールアドレスと電話番号
・自分の概要(I am an enthusiastic and efficient hard-worker with a broad range of experience in ..とか)
・PROFESSIONAL SUMMARY(職種がエンジニアなので何の言語を何年とかどんな業務をしたとか)
・EXPERIENCE (勤めた会社の英語名、ポジション名、在籍期間、業務内容を最新のものから順に書く)
・EDUCATION
・PROFESSIONAL DEVELOPMENT(Udemyのコースをやったとか、XXのセミナーで証明書もらったとか)
・VISA STATUS (YMSの場合は特にここが必要かと思います。)
住所に関しては詳細を載せなくてもいいという人もいますね。Londonとか地方のレベルがわかる程度でいいかと思います。
CVは可能なら一枚に収めよう
私は運良く作成したCVを無料でネイティブに添削してもらったのですが、CVは可能なら一枚に収めた方が良いみたいです。
理由としては、面接官は履歴書を読むのにうんざりしてるから、だそうです。
どうしても読んで欲しい功績とかはカバーレターで書くべきと言われました。
転職回数が多くなければ、一枚に収めるべきでしょう。
私はコロナのせいで無駄に職歴が増えましたので、箇条書きをやめたり、紙の余白を削ったりなどしてやっと一枚に収まるぐらいになりました。
実績とかでわかりやすい数値とかが出ているならそれをサクッと書くだけでいいかもしれません。
Engaged in…とか書いたところで、何がどれぐらいできるかなんて結局わかりませんからね。
応募職種に応じてもちろんCVを作り分けておこう
私はIT系の仕事をしていましたが幅広く色々なことをしてたので、複数のポジションで応募してみることにしました。
当然応募するポジションに応じてCVをかき分けた方がいいかと思います。
コツとしては、まず狙っているポジションのJob Descriptionをじっくり読み込むことです。
応募しようとしているポジションに対して20社ぐらいはJob Descriptionを読んでみましょう。
そして、イギリスで応募しようとしているポジションでどのような役割が求められているかを十分に理解した上で、そのポジションに関係のあることだけを意識してCVに書くようにしましょう。
CVサンプルを見まくる
CVサンプルを見まくるというのはいい感じのCVを作成する上で欠かせないことだと思います。
「XX(ポジション名) CV Sample」とかで検索するとlivecareer とかいうサイトで人のCVサンプルが沢山出てきます。
そこで、そのCVをGoogle翻訳かけてもいいからしっかり読んで、「あ、これまさに私がやってきたことやん」って思ったらパク…ゲホゲホ..参考にする、という感じですね。
直感的な作業ではありますが、個人的にはまともなCVを作る上では一番これが効果あったと思います。
ちなみに日本はどうなのか知りませんが英国の転職市場ではApplication Tracking Systemなるものが使われているそうです。
採用側がそういうシステムをつかってCVをスクリーニングしている、つまり採用担当者がいちいちCVを読んでいるわけではなく、機械での振り分けが行われている!ということです。
つまりSEOみたいにどれだけその履歴書に採用担当者が意識したキーワードが含まれているかが大事、ということだと私は解釈しています。
CVのサンプルをみて、JobDescriptionをみて、自分の経験を寄せていくのが面接に進む第一歩だと思います。
CoverLetterも用意しておくと楽
イギリスで就活する場合、大きく分けると3つの経路になるかと思います。
・Linkedinでリクルータ経由またはApplyして応募
・Indeedなどに登録してリクルータまたは企業の人から連絡がきて応募
・企業に直接応募
特に企業のサイトから直接応募する際は、CoverLetterアップロードの場所が用意されていることが多いので、カバーレターは用意しておくと楽かと思います。
ぶっちゃけ、カバーレターを出すべきなのか、出さなくてもいいのか?というのは疑問はあるのですが、採用側だったら一応目は通すだろうし出さないよりは出した方がいい、ぐらいのものでしょうね。
全く同じレベルの候補者がいた場合、片方はカバーレターで実績アピールしてる、片方はCVのみ、だったら前者の方が熱意感じますよね、ぐらいな。
ただ、一度自分のアピールできるエピソードを考えて記載するというのはその後の面接でも役に立つことだと思うのでやっておいて損はないかなと思います。
カバーレターに関してもlivecareerに多く載っているので参考にしつつサクッと書いてしまいましょう。概ね三段構成で書くみたいです。
・私はこのポジションに応募します。+軽い志望動機
・自分の実績エピソード
・私はとても良い候補者だと思うので(I am confident that you will find me to be a competitive candidate…)興味があったら連絡してね的なやつ
私は3段目にビザのことにもちょっと触れていて、YMSは2年の就業がスポンサーなしでできるビザなんですよ!と書きました。
もちろんこれが原因で普通のイギリス市民やイギリスに永住権を持つ人よりは選ばれる理由がなくなるわけなのですが、、後々揉めない為にもこういうYMSのビザ事情を踏まえた上で採用してくれる企業がいいですよね。
CVはプロの添削(Proof readのみならず意味的な)してもらった方がいい
私は結果的にCVを自分で作成して、オファーレターをもらうところまで行ったので添削サービスを利用しなくて済んだのですが、
CVのプロ添削はまじで早めにやっておけばよかったなーと思ったことの一つです。
「CV creation service UK」とか「CV writing service UK」とか「CV review service UK」とかで検索すると結構色々出てきます。
価格はピンキリですが、CVのプロが添削したらどれぐらい書類通過率があがるのかにはすごく興味がありました。
校正(Proof read)だけではなく、意味的なレビューもしてくれて、かつ履歴書が目立つようにしてくれサービスって一体どんなものでしょう。
だれかやって見たことある人がいたらぜひ記事にさせていただきたいです。
今後どのタイミングで就活するかはわかりませんが、もし機会があれば次回はしっかり課金してCVを添削してもらいたいと思います。
ちなみに一度だけ、Proof readだけではありましたが、ココナラで添削してくれるサービスを利用しました。
CVで英文のミスがないこと、全うな英語が書かれていることはTOEICが何点とか書く以前に大事なことなので、Proof Read は絶対にしておくべきだと思います。
ココナラで「CV添削」とか「英文添削」とかで検索して作成した英文は一回でも添削を受けておきましょう。
※ちなみに英系の企業を目指されている場合、TOEICの点数などは一切聞かれません。日系のエージェントさんでも4社ぐらい登録して実際にTOEICの点数を聞かれたのは1社だけでした。(英語のスキルチェックはあったけど。)
最悪の手段はDating Appである
CVを書いた!やっとこさ作り上げた!でも、添削してくれるような友達もいなければ彼氏もいないし、コネもない、添削してもらうほどの金もない。。
っていう人、絶対いると思います。私もまさにそんな感じでした。
そんな時はね、つかっちゃいましょう。Dating Appを!笑。
私はなんとなく使ってたDating appで同じ職業の人を見つけて、
「仕事さがしてるんだよねぇ〜」と話したところ、二人以上が「CV見てあげよっか」と言ってくれて、CVの意味的なレビューを無料でしてもらいました。
個人情報とかを隠せば問題ないと思うので、最悪の手段としてはDating Appだと思います。ちなみに職業が出るアプリはHingeですw
いやー抵抗あるわって人もいるかと思いますが、いいんですよそんなのは。内定をとればこっちのもんなので!w
オンライン英会話をフル活用する
私はイギリスにくる前からずっと定額受け放題のオンライン英会話のネイティブキャンプを利用していたのですが、就活のオンライン面接でも比較的緊張しなかったのはオンライン英会話に慣れていた部分も少なからずあると思っています。
またネイティブキャンプにはフリートークという項目が存在するので、就活のCV作成や面接に関することは割とフリートークで質問して情報を得ていました。
使いようによっては、講師を検索する時に自分の職業で検索して、「CVを添削してくれない?」っていう頼み方もありだと思いますし、
面接の想定問題集を用意しておいて「採用面接だと思ってこの質問の中からランダムにいくつか質問してくれない?それで終わったら評価くれない?」みたいな感じで使うのもありだと思います。
オンライン英会話のネイティブキャンプはレッスンが受け放題なので、大変おすすめです。
フリートークだけでなく、TOEIC対策やスピーキング、発音、文法、ビジネス、ニュースなど多岐にわたる教材が豊富に揃っており、就活用だけでなく普段の英語力アップにも最適のツールだと思います。
どっちみちイギリスで二年間過ごすなら英語は避けられませんので、至れり尽くせりですね。
思い立った時が始め時です。
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最後に
というわけで今回はYMSで就活・仕事探しするためのCV作成法についてご紹介いたしました。
ここまでつらつら書きましたけど、結局のところは自分で満足するように、後悔のないようにやっていけばきっといい企業に出会えるはずです!
私も日本にいた時はイギリスでの就活に向けて全く努力できてなかったので、その分のツケがきていると思いますし、今も英語で苦しんでいるし、解雇怖すぎて震えている毎日です。
就活でオファーをもらうことがYMSも目的ではないですが、それでも1日八時間働く仕事が閉めるウェイトというのは大きいものだと思います。
どうかみなさまが日系エージェントでYMSの給与相場はこれぐらい(18K-25K)だから、といううざい提言に丸め込まれることなく幅広く就活できることを祈っています。!
この記事がこれからYMSでイギリスにいらっしゃる方の参考になればと思います。
それでは!