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システムエンジニアにコミュニケーション能力は求められるのか?という質問に答える

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コミュ力に自信ないから‥

システムエンジニアになろっかな。パソコンと向き合う仕事で、あんまり人と関わらなくて良さそうだと思うんだけど‥実際の所どうなのか知りたい

今回はこんな声にお答えします。生きて行くためには仕事をしなければいけないけど、人と関わるのが苦手という方もいると思います。

そのあまり人と関わらなくて良いという仕事の1つとして、システムエンジニアが挙げられるのかと思うのですが、

今回、この記事にて実際のところシステムエンジニアにコミュニケーション能力は求められるのかということをお話しします。

この記事を読んでいただければ、人と関わるのが苦手という方が取るべき戦略についても分かるかと思います。

かくいう私は新卒で外資系IT企業に勤め、システムエンジニアとして4年間勤めていましたのでその経験を元に書いています。

目次

システムエンジニアはコミュニケーション能力が必要か

結論から言ってしまうと、Yesです。

ただ、厳密に言うと営業よりは人と接する時間は少ないというのも事実です。

会社に来て誰とも一言も会話せずに退社する日も普通にあります。(メールでのやり取りはしますが)

プロジェクトや社風にもよりますが、私の場合は月に2〜3日程度はあります。

そういう日は何をしているかというと、設計図作成、コーディングやプログラムの検証、検証のための資料作成、マニュアル作成などです。

エクセルやPCとにらめっこしています。

なので、人と接して話す時間が短いといえば短いのですが、

かといって、コミュニケーション能力がなくても良いかと言うと・・・そうでもないのです。

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システムエンジニアはコミュニケーション能力が必要なケース

システムエンジニアが企業に属して仕事をする場合、何かしらチームやプロジェクトに属するかと思います。

そのチームの中でも概ね、お客さんよりの担当者とシステム寄りの担当者とで役割が分かれていることかと思います。

お客さん寄りの人は、システムのことが全くわからないお客さんを相手に

・お客さんの欲する機能や要件
・スケジュールの話
・予算の話

などをヒアリングしてシステム寄りの人に伝えます。

システム寄りの人は、

・現行のシステムがどうなっているか、
・お客さんの欲する機能や要件がどうやったら実現できるか
・実際にコードをかいて検証するのにどれぐらいの人数と日数が必要か

という事を管理しつつ仕事を進めるのですが、この部分の説明にコミュニケーション能力が求められます。

コードで書かれている事をシステムのことがわからない人にわかりやすく伝える必要があるのです。

クラス、ループ、メソッド、オーバーライド、非同期、などなどできるだけ専門用語は言わずにです。

例えば、既存のシステムに対してお客さんが難易度の高い修正、あるいはリスクの高い修正を要望してきた場合を想定しましょう。

既存のシステムの作りからして、なぜ難易度の高くなるのか、またはリスクのあるのか

というところを明確に説明できないと

いやいや、こんなのすぐ終わるでしょ?なんでこんなに時間かかるの?

と言われてしまいます。

お客さんが「こんなのすぐ終わる」と思って、こちらの提示した予算よりも下回る額でプロジェクトが開始されてしまった場合、

お金はないから作業者増やせない、でも納期はきまってる‥

それすなわち

大炎上!

からの

サービス残業!

というわけなのです。恐ろしいですね。

というわけでシステムエンジニアはコミュニケーション能力も必要です。

人間とコンピューターとの通訳になるイメージです。

システム開発は在庫や材料費のある商品を販売することとは違って、費用の大半が人件費となるので見積もりの内容が伝わりにくい時もあります。

その時に適切な工数と人月計算が必要なのですが、見積もりを計算する上での判断材料はエンジニアと見積もりをする人とでの意思疎通がカギとなってきます。

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人とのコミュニケーションを最小限にしたい場合は?

という訳で、ここまでシステムエンジニアにはコミュニケーション能力が求められるということをお伝えしました。

それでも中には「どうしても人とのコミュニケーションが苦手だ」という方もいらっしゃると思います。

残念ながら会社に勤めている以上は全く会話しなくていいという事にはならないのですが、それでも極力人とコミュニケーションを取らずに仕事をしたいという方は、

完全な作業者になってしまう

つまり外部のエンジニアとして企業のチームに属するという手もありです。

なぜなら外注される側として働く場合、外注する側の企業としてはマンパワーを欲しているので業務内容の比重が人とのコミュニケーションではなく作業中心になるからです。

システムを検証する、コードの修正をする、マニュアル作成する、管理表を作るなどなど。

その作業に徹しながらコミュニケーションが必要になった場合は、以下の方法で対応していきましょう

・自分が質問したいときには相手が、YesかNoで答えられる質問をする

・自分が何か聞かれたときは、5秒以内で答えられる簡潔な答えを先にいう。

それに対して深く突っ込まれたときは、結論から先にいって、理由を言う。

基本的にこれの繰り返しですね。

例えば

以下の状況を想定してください。

・自分がやっている作業を一週間で終わらせる必要がある。半分ぐらいは作業が終わっている。

・作業の中で、他の作業者Aへの確認事項があり、それを聞かないことには進まない。

・Aさんは上司に確認をとる必要かあるが、上司が休暇中のため明後日以降じゃ無いと連絡が取れない

この状況であなたが、「進捗はどうですか」と聞かれた場合、

進捗率50%です。明後日以降の確認待ちが1件です

という答えと

えーっと、今半分ぐらい終わってて、でもAさんに確認しなきゃいけないことがあるんですが、Aさんも上司に確認取らなきゃいけないらしくて、でもその上司が休暇中なので、明後日じゃ無いと連絡が取れないんですよー

という場合だったら前者の方がスムーズではないでしょうか・・・。

イメージはiPhoneのSiriです。相手に必要最低限の的確な回答をする事を意識しましょう。

まとめ

というわけで今回はシステムエンジニアにコミュニケーション能力は必要なのかということについて書きました。

まとめますと、

・システムエンジニアは営業よりは人と接する時間は少ない
・でもプロジェクトが炎上しないためにもコミュニケーション能力は必要
・それでも人とコミュニケーションをなるべく取りたく無いなら、外部のエンジニアとして働くのもあり

ということでした!それでは!


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