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【事実】SIerにやりがいはない【体験談からお話します】

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システムエンジニアってやりがいあるのかな・・・実際に働いている人の声を聞いてみたい

今回はこのような声にお答えします。

この記事を書いている私は文系の学部を卒業した後、外資系IT企業にて4年働いた経験があるのですが、

タイトルにもある通りSIerにやりがいは皆無です。

目次

SIerにやりがいが無い理由とは

SIerにやりがいが無い理由、それは

感謝されない仕事であり、個人の頑張りが評価されづらい仕事

だからです。

以下詳細をみていきましょう。

システムは当然、完全完璧に動いて当たり前

あなたがどんなに徹夜して、土日出勤して、リリース後に不具合が0のシステムを作ったとしても、お客さんから感謝されることはまずありません。

日本社会において、あらゆるシステムは動いて当たり前だからです。

Maki
例えばの話ですが、新築で家を買って蛇口をひねって水がでることに猛烈に感謝する人っていないですよね。

それと同じ感覚です。

余談:私は現在フィリピンに住んで一年ちょっとになりますが、

フィリピンでは逆にシステムは「動かなくて当たり前」です。

コンビニで公共料金を払おうものなら3店舗ぐらいは必ずOfflineと言われます。w

特にSIerの場合、BtoBでのやりとりが多く、新規でサービスを作ろうということはかなり少ないです。

大半はすでに動いている大きなシステムの一部機能改修や、毎月上がってくる不具合の調査・修正になると思います。

いずれにせよ、元々動いているものに対して作業するので、問題なく動くことが前提となります。

蛇口をひねると水が出るという例でお話しますと、水が出ることは当たり前なのですが、

ある時水がでなくなったら・・・当然水道局に文句を言いますよね。

SIerもこれと同じで、システムをリリースしても感謝はされないのですが、何かちょっとでも不具合があると、猛烈に文句を言われます。

責任の押し付け合いと作業者同士が疑い深くなることで職場がギスギスする

SIerは極力不具合を出したく無いものです。

あらゆる人が不具合を出さないために、チェックリストを用意して、ある時はそれを複数人でレビューします。

例えばAさんがコードをかく、

BさんがそのAさんの書いたコードが動くかどうかを検証する、

CさんがBさんの検証結果をレビューし、お客様へ報告する

という流れのもと、そのシステムで不具合が起きた場合・・・責任の押し付け合いが発生します。w

例えば

・Aさんがコードミスしてたのが悪い、
・Bさんの検証項目にモレがあったのが悪い、
・Cさんのレビューは甘い

などです。一例ですが、SIerはこのようなことを永遠に会議の場で議論しています。

Aさん、Bさん、Cさんは各々「自分が悪く無い」とことを証明するために論理武装して戦い、責任の押し付け合いが始まります。

これを繰り返していると、作業者同士が常に懐疑的になりはじめ、職場がギスギスしてきます。

この状態で、チームのために頑張ろうとは思えませんよね。

マイナスを0にする仕事でどう頑張れば給与が上がるわけ?


例えば営業職はわかりやすいのですが、営業を頑張って営業成績を取れた人が昇給する。これは非常にわかりやすいですよね。

ではSIerの場合は?

SIerがすでに動いているシステムの不具合対応のプロジェクトに一ヶ月関わる場合、

それは「マイナスを0にする」仕事です。

この場合、何をどう頑張ったら売り上げに貢献できたから、昇給の判断材料になるというところが難しいのです。

特に不具合対応である場合、予算が新規で出ることはほぼありません。

なのでSIerの作業者が一ヶ月不具合対応を猛烈に頑張ったからといって、売り上げが猛烈に上がるということもありません。

かろうじて、出来る事といえば

・効率的な方法を用いて納期を短くする

・手法をかえ、品質を高くする

というところでしょうが、これらに尽力しても売り上げが猛烈に上がるための作業をやっているわけでは無いので

上長としても「お給料あげてあげたいけど、どこから出そうかなぁ、どうしようかなぁ」というところなのです。

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SIerにやりがいが無いのに働き続ける理由


というわけで、SIerにはやりがいはほぼありません。ではなぜやりがいが無い中で、多くの人がSIerに従事しているのかを考えてみました。

・お金のため

多分、ほぼこれだと思います。日本のSIerは理系の大学を卒業していなくても、プログラミングがゴリゴリかけなくても、なれてしまいます。

その上、都内だと年収が400万円以上の求人も多く存在します。またマネジメント、コンサル系にシフトする事で給与が上がっていきます。

・人と喋らなくていい、音楽を聴きながら作業出来る、出社がフレックス、比較的有給が取りやすいなどの条件

私がSIerにやりがいを感じないながらも、4年も続けられた理由は正直なところ、ここにあります。

人と会話しなくていい日が存在するし、音楽を聴きながら作業してもOKな環境でした。

また朝は10時までの出社でOKでプロジェクトの区切りで3〜4日の連続した休みを平日にとってもOKでした。

おそらくこれらの条件がなければ、とっくにやめていたと思います。

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SIerにやりがいが無い、ではどうしたらいいのか?


SIerにはやりがいはありません。でも今の仕事をやめて、システムエンジニアになりたいという方もいるでしょう。

その場合は、Web系エンジニアになるのがオススメです。

よくSIerかWeb系かという話は議論されることなのですが、事実、私は退職して方Web系エンジニアとなりました。

実際に案件をやる中で、クライアントから感謝されることが多いです。

「これ、よくなりましたね!」とか「いい感じですね」など、些細なお言葉が嬉しいです。

クリエイティブな職種なのでやりがいは十分に感じられると思います。

ただ未経験からのWEBエンジニアになる場合、独学してポートフォリオを作って、企業をリストアップして、

応募して・・という工程を何ヶ月間も自分一人の力で成し遂げていくのは難易度がかなり高いので、まずはスクールに通うというのもアリです。

特に、就職・転職保証のあるWebCampProは有名ですね。

まとめ

というわけで今回はSIerにやりがいは無いということを書きました。

まとめますと、

・SIerは感謝されない仕事であり、個人の頑張りが評価されづらい仕事なのでやりがいを感じられない
・それでもSIerで働く人がいる理由は、お金のためか出勤などの条件のため
・エンジニアになりたいのであれば、Web系エンジニアがオススメ

ということでした。

皆様がやりがいを持って仕事をされますように。

それでは!


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